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製造14手順Excel 無料

受注処理の業務手順書テンプレート(製造業)

製造業の受注処理は、注文書を受け付けたあと、図面の版や仕様を確かめ、在庫を引き当てるか生産を手配し、納期を回答するまでの流れです。手順書にしておくと、図面の版違いでの作り直しや、確認しないまま出した納期回答による遅れを防げます。

この手順書の範囲

目的
受注担当が替わっても、注文の内容・図面の版・納期を同じ基準で確かめ、生産手配と納期回答まで漏れなく進められるようにします。
範囲
顧客から注文書・注文データを受け取ってから、受注を登録し、生産または出荷の手配と納期回答を終えるまで。見積・契約交渉と出荷後の請求は含みません。
始まるきっかけ
得意先から注文書がFAX・メール・EDI・Web発注で届いたとき。内示(フォーキャスト)が確定注文に切り替わったときも含みます。
頻度・量の目安
毎日。1日10〜60件(量産品のEDI注文が多い会社では数百行)
使う書類・システム
注文書(FAX・メール・EDI・Web発注)、見積書(番号・有効期限つき)、得意先マスタ・品目マスタ(単価・標準リードタイム)、図面管理台帳(最新版の番号)、在庫照会画面・生産計画表、受注管理表

担当と役割

  • 受注担当(営業事務)

    注文書の受付、受注登録、注文請書の発行、納期回答

  • 営業担当

    仕様・価格・納期の顧客との調整、特急品の判断

  • 生産管理

    在庫・負荷を見て生産手配と納期の可否を判断

  • 技術・設計

    図面の版・特殊仕様の確認

手順(14ステップ)

  1. 受付受注担当・目安 2分自動化の候補:台帳・承認

    1. 届いた注文書に受付番号を振り、受付日時を記録する

    FAXは受信日時、メールは受信時刻、EDIは取込日時を受注管理表に記録します。同じ注文の重複送付(FAXとメールの両方)がないかも見ます。

    確かめること
    同じ注文番号がすでに登録されていないか
    できあがるもの
    受注管理表の受付行
  2. 受付受注担当・目安 3分自動化の候補:読み取り

    2. 注文書の必須項目を確かめる

    得意先名、注文番号、品番・品名、図面番号と版、数量、単価、希望納期、納入場所の8項目を見ます。欠けていれば受付保留にします。

    確かめること
    8項目がそろっているか。手書きの数量・納期が読み取れるか
    できあがるもの
    確認済みの注文書
  3. 内容確認受注担当・目安 3分

    3. 見積書と単価・数量・条件を照らし合わせる

    見積番号を探し、単価・ロット・有効期限・支払条件・荷姿が同じか比べます。

    確かめること
    単価の差が1円でもあれば営業担当に確認。見積の有効期限が切れていないか
    できあがるもの
    照合済みのチェック印
  4. 内容確認受注担当・目安 2分

    4. 図面番号と版を図面管理台帳と比べる

    注文書に書かれた図面の版と、台帳の最新版が同じか確かめます。

    確かめること
    版が古い・新しい場合は技術に回し、顧客に確認するまで手配しない
    できあがるもの
    版の確認記録
  5. 内容確認技術・設計・目安 10〜30分

    5. 新規品・特殊仕様の製作可否を確かめる

    材質・表面処理・公差・検査成績書の要否など、通常品と違う指定がある注文だけ回します。

    確かめること
    自社の設備・外注で対応できるか。成績書や材料証明(ミルシート)が必要か
    できあがるもの
    製作可否のコメント
  6. 登録受注担当・目安 3分自動化の候補:転記・画面操作

    6. 受注を基幹システムに登録する

    注文書の内容を受注入力画面に入力し、受注番号を発行します。顧客の注文番号は必ず「客先注番」欄に入れます。

    確かめること
    入力後の金額合計が注文書の合計と一致するか
    できあがるもの
    受注番号
  7. 引当生産管理・目安 3分

    7. 在庫照会で完成品・仕掛品の在庫を引き当てる

    在庫照会画面で品番ごとの有効在庫(在庫−引当済み)を見て、足りる分を引き当てます。

    確かめること
    有効在庫で全数を出せるか。品質保留中の在庫を数えていないか
    できあがるもの
    在庫引当の結果
  8. 生産手配生産管理・目安 10分

    8. 不足分の生産を手配する

    不足数と標準リードタイムから着手日を決め、製造指示書を出します。材料が足りなければ購買に発注依頼を出します。

    確かめること
    ロットまとめで余る数量は在庫にしてよい品目か
    できあがるもの
    製造指示書・購買依頼
  9. 納期判断生産管理・目安 5分

    9. 生産計画表の負荷を見て納期を判断する

    該当工程の負荷(予定工数÷能力)が100%を超えないか見ます。外注工程がある場合は外注先の納期も確かめます。

    確かめること
    希望納期に間に合うか。間に合わない場合の最短日はいつか
    できあがるもの
    回答納期
  10. 調整営業担当・目安 15分

    10. 希望納期に間に合わない注文を顧客と調整する

    分納・納期変更・代替品のどれで受けるかを顧客と決めます。特急対応で残業や外注を使う場合は費用負担も決めます。

    確かめること
    合意した内容を記録に残したか(口頭のみにしない)
    できあがるもの
    調整結果の記録
  11. 回答受注担当・目安 3分自動化の候補:転記・画面操作

    11. 注文請書または納期回答を顧客に送る

    受注番号・回答納期・分納の予定を書いた注文請書を、注文を受けた方法(FAX・メール・EDI)で返します。

    確かめること
    回答納期が生産管理の判断と同じか
    できあがるもの
    注文請書(控え)
  12. 保存受注担当・目安 1分自動化の候補:読み取り

    12. 注文書と請書を受注番号で保存する

    紙の注文書はスキャンし、受注番号をファイル名にして保存します。メール・EDIで受けたものは電子データのまま保存します。

    確かめること
    電子で受け取った注文書を紙だけで保存していないか
    できあがるもの
    保存済みファイル
  13. 変更対応受注担当・目安 5分自動化の候補:台帳・承認

    13. 数量・納期の変更や取消を受けたら受注を修正する

    変更連絡を受けたら受注番号を探し、変更前後の値と連絡日を記録してから修正し、生産管理に知らせます。

    確かめること
    すでに着手済み・材料手配済みの分がないか
    できあがるもの
    変更履歴
  14. 確認受注担当・目安 5分

    14. 当日の受注残を受注管理表で見直す

    当日分の受付が全て「登録済み」「回答済み」になっているか、保留が残っていないかを確かめます。

    確かめること
    保留の注文に次の対応日が入っているか
    できあがるもの
    当日の受注残一覧

締めのチェックリスト

  • その日に届いた注文書が全て受注管理表に登録されている
  • 客先注番が全件入力されている
  • 見積と単価・条件の違いが確認されている
  • 図面の版が最新版と一致している(不一致は技術確認済み)
  • 品質保留品を在庫引当に使っていない
  • 不足分の製造指示書・購買依頼が出ている
  • 全件に回答納期が入り、顧客に返信済み
  • 分納・納期変更の合意が記録に残っている
  • 変更・取消が履歴つきで反映されている
  • 電子で受けた注文書を電子のまま保存している

よくあるミスと防ぎ方

図面の版違いで作り直す

注文書の版を見ずに前回の版で手配してしまうのが原因です。登録前に図面管理台帳と版を照合する手順を必ず入れます。

確認せずに納期を即答する

在庫や負荷を見ないまま営業が口頭で答えると遅れが出ます。納期回答は生産管理の判断を受けてから出すと決めます。

FAXとメールで二重登録する

同じ注文が2回届くことがあります。客先注番で重複を確かめてから登録します。

内示を確定注文として手配する

内示数量で材料を買いすぎることがあります。受注区分(内示・確定)を分けて登録します。

測っておきたい指標

  • 受付から受注登録までの時間
  • 納期回答までの日数
  • 受注入力の修正件数(月)
  • 納期遵守率

関係する法令・規格

  • 電子帳簿保存法

    メール・EDI・Webで受け取った注文書は電子取引データにあたり、電子のまま検索できる形で保存します。

  • 取適法(中小受託取引適正化法)

    自社が顧客から製造委託を受ける側の場合、顧客は発注時に取引内容を明示する義務があります。条件が不明な注文は書面での明示を求められます。

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(製造・14業務)

  • 「受注処理」を含む14業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

14手順のうち6つは、自動化の候補です

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順1:届いた注文書に受付番号を振り、受付日時を記録する
  • 手順13:数量・納期の変更や取消を受けたら受注を修正する
ジンベイ GenAppを見る →

ジンベイ GenOCR

紙・PDFの読み取りとデータ化

  • 手順2:注文書の必須項目を確かめる
  • 手順12:注文書と請書を受注番号で保存する
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ジンベイ GenRPA

システムへの転記や画面操作の自動化

  • 手順6:受注を基幹システムに登録する
  • 手順11:注文請書または納期回答を顧客に送る
ジンベイ GenRPAを見る →

よくある質問

内示と確定注文はどう分けて管理しますか。
受注区分の欄を設け、内示は生産計画の参考、確定注文だけを引当・手配の対象にします。内示から確定に変わったら同じ行を更新し、数量差を記録します。
FAXの注文書を入力する手間を減らせますか。
ジンベイ GenOCR で注文書を読み取り、品番・数量・納期をデータにできます。基幹システムへの入力は ジンベイ GenRPA で自動化できます。
納期回答は誰が出すべきですか。
回答の送付は受注担当、納期の判断は生産管理と役割を分けます。営業担当が顧客と調整した結果も、生産管理の確認を通してから回答します。