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製造14手順Excel 無料

生産計画の業務手順書テンプレート(製造業)

生産計画は、受注残と内示から作る数量を決め、材料と工程の能力を確かめて、日ごとの作業予定に落とし込む業務です。手順書にしておくと、担当者の勘に頼った計画による残業の偏りや、材料の欠品によるライン停止を防げます。

この手順書の範囲

目的
毎週・毎日の生産計画を同じ手順で作り、負荷と材料の確認を漏らさず、現場に無理のない計画を出せるようにします。
範囲
受注残・内示の集計から、月次の大日程、週次の中日程、日次の作業計画(小日程)の作成と、進捗のずれへの対応まで。設備保全の年間計画は含みません。
始まるきっかけ
毎月の内示受領時(月次計画)と、毎週の計画会議の前(週次計画)。急な受注・設備故障で計画を組み替えるときも含みます。
頻度・量の目安
月次1回・週次1回・日次の見直し。対象品目は50〜500品目
使う書類・システム
受注管理表(受注残)、顧客の内示・フォーキャスト、部品表(BOM)、在庫照会画面、工程別の能力表(設備台数・稼働時間・人員)、生産計画表

担当と役割

  • 生産管理(計画担当)

    受注・内示の集計、所要量計算、日程計画の作成

  • 製造課長

    工程の能力・人員配置の確認、計画の承認

  • 購買担当

    材料・部品の手配と入荷予定の回答

  • 品質保証

    検査工程の能力と、品質保留品の情報提供

手順(14ステップ)

  1. 集計生産管理・目安 30分自動化の候補:転記・画面操作

    1. 受注残と内示を品目別・納期別に集計する

    受注管理表から未出荷の受注残を、内示データから向こう3か月分を取り出し、品目×週の表にまとめます。

    確かめること
    確定注文と内示を分けて集計しているか
    できあがるもの
    品目別の必要数一覧
  2. 集計生産管理・目安 20分

    2. 完成品在庫と安全在庫を差し引いて生産数量を決める

    必要数から有効在庫を引き、安全在庫に足りない分を足します。ロットサイズに切り上げます。

    確かめること
    品質保留品を有効在庫に数えていないか
    できあがるもの
    品目別の生産数量
  3. 所要量生産管理・目安 30分自動化の候補:転記・画面操作

    3. 部品表で材料・部品の所要量を計算する

    生産数量に部品表の員数を掛け、歩留まり分を上乗せします。在庫と発注残を引いて不足を出します。

    確かめること
    部品表が最新の版か(設計変更が反映済みか)
    できあがるもの
    材料・部品の不足一覧
  4. 所要量購買担当・目安 1日

    4. 不足する材料・部品の入荷予定日を回答する

    仕入先の標準リードタイムと発注残を見て、いつ入荷できるかを生産管理に返します。

    確かめること
    入荷予定日が着手予定日に間に合うか
    できあがるもの
    入荷予定の回答
  5. 負荷計算生産管理・目安 30分

    5. 工程ごとの負荷を計算する

    生産数量に工程別の標準時間を掛けて必要工数を出し、週ごとの能力(台数×稼働時間×稼働率)と比べます。

    確かめること
    負荷率が100%を超える工程はないか
    できあがるもの
    工程別の負荷表
  6. 負荷調整生産管理・目安 30分

    6. 負荷が超える工程を平準化する

    前倒し生産、残業・休日出勤、外注、段取り順の変更のどれで対応するかを案にします。

    確かめること
    残業時間が36協定の上限を超えない範囲か
    できあがるもの
    負荷調整案
  7. 大日程製造課長・目安 60分

    7. 月次の大日程を確認・承認する

    生産会議で品目別の月間生産数量と、残業・外注の方針を決めます。

    確かめること
    人員配置と設備保全の予定と重なっていないか
    できあがるもの
    承認済みの月次計画
  8. 中日程生産管理・目安 45分

    8. 週次の中日程を作る

    品目ごとの着手日・完了日を工程順に並べ、前の工程の完了と次の工程の着手がつながるように組みます。

    確かめること
    材料の入荷予定日より前に着手していないか
    できあがるもの
    週次の工程表
  9. 小日程生産管理・目安 30分

    9. 設備別の日次作業計画を作る

    設備ごとに作業順を決めます。同じ材料・金型の品目を続けて段取り替えを減らします。

    確かめること
    納期の早い順を守りつつ段取り回数を減らせているか
    できあがるもの
    日次の作業計画(設備別)
  10. 指示生産管理・目安 15分自動化の候補:台帳・承認

    10. 製造指示書を発行し現場に配る

    指示番号・品番・数量・着手日・完了予定日・図面の版を書いた製造指示書を出します。

    確かめること
    図面の版と材料のロットが指示書に入っているか
    できあがるもの
    製造指示書
  11. 進捗確認製造課長・目安 15分自動化の候補:読み取り

    11. 作業日報で実績を確認する

    毎日、作業日報の完成数・不良数・停止時間を計画と比べます。

    確かめること
    計画に対して遅れが半日以上ある品目はないか
    できあがるもの
    進捗の記録
  12. 組み替え生産管理・目安 30分

    12. 遅れ・設備故障・急な注文で計画を組み替える

    影響を受ける品目と納期を洗い出し、優先順位を営業と決め直します。

    確かめること
    納期に影響する場合、営業に当日中に連絡したか
    できあがるもの
    修正した日次計画
  13. 連絡生産管理・目安 10分

    13. 納期に影響する変更を営業と購買に知らせる

    変更した品目・新しい完了予定日・理由を一覧で送ります。

    確かめること
    顧客への連絡が必要な注文に印をつけたか
    できあがるもの
    変更連絡
  14. 振り返り生産管理・目安 30分

    14. 週次で計画達成率を集計する

    計画数量に対する完成数量の割合と、遅れの理由(材料・設備・人員・品質)を集計します。

    確かめること
    遅れの理由が分類されているか
    できあがるもの
    計画達成率の週報

締めのチェックリスト

  • 受注残と内示を分けて集計した
  • 有効在庫から品質保留品を除いた
  • 部品表が最新版である
  • 不足材料の入荷予定日を購買から受け取った
  • 工程別の負荷率を計算した
  • 100%を超える工程の対策を決めた
  • 残業計画が36協定の範囲内である
  • 製造指示書に図面の版と材料ロットが入っている
  • 作業日報の実績を毎日計画と比べた
  • 納期に影響する変更を営業に連絡した

よくあるミスと防ぎ方

負荷を見ずに受注順で並べる

特定の工程に作業が集中し、残業が偏ります。工程別の負荷率を出してから日程を組みます。

設計変更前の部品表で所要量を出す

旧部品を発注してしまいます。所要量計算の前に設計変更の反映状況を確かめます。

材料の入荷日を確認せずに着手日を決める

当日に材料がなくラインが止まります。購買の入荷予定回答を受けてから中日程を確定します。

測っておきたい指標

  • 計画達成率(週)
  • 納期遵守率
  • 工程別の負荷率
  • 段取り替え回数

関係する法令・規格

  • 労働基準法(36協定)

    残業・休日出勤で負荷を吸収する場合、時間外労働の上限(原則 月45時間・年360時間)の範囲で計画します。

  • ISO 9001

    8.5.1(製造及びサービス提供の管理)に関わり、製造指示や作業手順を管理された状態で出すことが求められます。

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(製造・14業務)

  • 「生産計画」を含む14業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

14手順のうち4つは、自動化の候補です

ジンベイ GenRPA

システムへの転記や画面操作の自動化

  • 手順1:受注残と内示を品目別・納期別に集計する
  • 手順3:部品表で材料・部品の所要量を計算する
ジンベイ GenRPAを見る →

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順10:製造指示書を発行し現場に配る
ジンベイ GenAppを見る →

ジンベイ GenOCR

紙・PDFの読み取りとデータ化

  • 手順11:作業日報で実績を確認する
ジンベイ GenOCRを見る →

よくある質問

計画は何日先まで固定すべきですか。
多くの工場では、直近1週間を固定(凍結)し、その先は毎週見直します。固定期間内の変更は課長の承認を要すると決めると、現場の混乱が減ります。
作業日報の集計に時間がかかります。
手書きの日報は ジンベイ GenOCR で読み取ってデータにできます。実績を計画表と自動で突き合わせる仕組みは ジンベイ GenApp で作れます。
内示が大きく外れる顧客にはどう対応しますか。
内示と確定の差を品目別に記録し、差が大きい品目は安全在庫を増やすか、材料だけ先に手配して加工は確定後にする、といった方針を決めます。