客先図面と作図データの照合AI
- 入れるもの
- 客先のPDF・スキャンの図面と、自社で作図したCADデータ(DXF・DWG)
- 出てくるもの
- 寸法・穴・板厚・数量・注記の食い違いの一覧(図面上の位置つき)
- 課題
- 作図した人とは別の人がダブルチェックしても、数値が1か所だけ違う写し間違いが漏れる。
- 工夫
- CADデータは図形の座標と寸法の値で、客先の図面はAIの読み取りで数値にし、同じ部位どうしを結びつけて比べる。
- 期待できる効果
- 確かめる箇所が絞られ、見落としやすい1か所の違いを毎回同じ基準で拾える。
図面AI | 業務:作図チェック(図面とCADデータの照合)
客先の図面を読み取った値と、自社で作図したCADデータの値を、部位ごとに照合します。人は、AIが「違う」「要確認」とした箇所だけを確かめます。
\ 図面1種類からでもOK /
作図チェック(図面とCADデータの照合)のAIで、できること
作図チェックのAIは、客先の図面から読み取った寸法・穴・板厚・数量・注記と、自社で作図したCADデータの値を、同じ部位どうしで照合し、食い違いを確かめる順に並べます。CADデータは画像にせず、線・寸法・文字のデータのまま読むので、2枚を目で見比べるダブルチェックより、1か所だけの写し間違いが漏れにくくなります。人は、AIが「違う」「要確認」とした箇所を確かめて、出図や切断に進めます。
WHAT WE CAN BUILD
貴社の図面とルールに合わせて、たとえば次のような仕組みを作ります。それぞれ、いまの課題・作り方の工夫・期待できる効果をまとめました。組み合わせや、自社システムへの組み込みもできます。
作図した人と別の人が見比べても、数値1か所の写し間違いが漏れます。
材料を切ってから、穴の位置や板厚の違いがわかり、作り直しになります。
チェックの人数や項目を増やしても、見る人の集中力には限りがあります。
PDFや画像を読む製品は多いものの、自社で描いたCADデータとの照合までは届きません。
WHAT WE BUILD
PDF・スキャン・FAXの図面から、寸法・穴・板厚・数量・注記を読み取ります。
DWG・DXF・Jw_cadなどのデータから、図形の座標・寸法の値・文字・属性を取り出します。
同じ部位どうしを結びつけ、数値と記号を比べます。縮尺や配置の違いは違いにしません。
穴・板厚・数量など、間違えると作り直しになる違いを上に並べます。
人が決めるところ:AIは食い違いの候補と確かめる順番を出すまでです。どちらが正しいか、客先に問い合わせるか、出図・切断に進めてよいかは、担当者が決めます。
| 読む項目 | 読み方・照合する相手 |
|---|---|
| 外形寸法・穴径・穴数・穴位置(P.C.D.・ピッチ) | 作図データは座標から測り、書かれた寸法の値とも合っているかを見る |
| 板厚・材質 | 客先図面・注文書・作図データの3つで合わせる |
| 数量(員数×セット数) | 図面の員数と注文の数を掛け合わせて比べる |
| 注記(開先・面取り・R・処理) | 客先図面の注記が作図データに写っているかを見る |
| 図番・改訂 | どの版どうしを照合したかを残す |
DWG・DXFなどのCADデータ、CADから出力したPDF、紙をスキャンした画像、手書きの図面に対応します。大きな図面は部位ごとに切り出して読みます。
HOW IT WORKS
作図チェックとは、客先から届いた図面をもとに自社のCADで描いた図面(作図データ)が、元の図面と合っているかを確かめる作業です。人のダブルチェックは2枚を目で見比べますが、AIは両方を数値と記号のデータにしてから比べます。変わるのは、人が全部を見るのか、AIが違いを示した箇所だけを見るのか、という点です。
| 工程 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 1. 客先の図面を読む | PDF・スキャンの図面から、寸法・穴・板厚・数量・注記を読み取る。2回読んで食い違えば要確認にする | AI |
| 2. CADデータを読む | DWG・DXFなどから、図形の座標・寸法の値・文字・ブロックの属性を取り出す | プログラム |
| 3. 部位を結びつける | 外形・穴・注記などを、位置と形で同じ部位どうしに結びつける。縮尺・配置の違いは補正する | プログラム+AI |
| 4. 照合する | 数値・記号・数量を比べ、会社ごとに決めた許容差を超えるものを違いにする | ルール |
| 5. 一覧にする | 作り直しになる違い(穴・板厚・数量)を上に、図面上の位置つきで並べる | 仕組み+人 |
CADデータの側は、画像にせずに座標と値のまま扱います。寸法の数字が書き換えられていて図形の長さと合わない、といった、見た目ではわからない食い違いも拾えます。
| 方法 | やり方 | 向いている場面 | 気をつける点 |
|---|---|---|---|
| 目視のダブルチェック | 別の人が2枚を見比べる | 枚数が少ない。図面の意味を判断する必要がある | 1か所だけの違いは、人数を増やしても漏れる。疲れると精度が落ちる |
| 画像の重ね合わせ | PDFどうしを重ね、色の違う所を示す | 同じCADから出した新旧の図面 | 縮尺・配置・スキャンの傾きが違うと、全部が違いとして出る |
| データどうしの照合(AI) | 客先図面は読み取り、作図データはCADの値で、部位ごとに比べる | 客先の図面から描き直す。件数が多く、毎日続く | 最初に、貴社の図面で正解データを作り、見逃しと誤検出を測る |
| 部位 | 客先の図面 | 作図データ | 結果 |
|---|---|---|---|
| 板厚・材質 | PL-12 SS400 | PL-12 SS400 | 一致 |
| 外形 | 450 × 300 | 450 × 300(図形も同じ長さ) | 一致 |
| 取付穴 | 4-φ22 | 4-φ24 | 違い:穴径 |
| 穴のピッチ | 320 | 寸法の値は320、図形は310 | 違い:寸法の数字が書き換えられている |
| 注記 | 開先 35° 片側 | 記載なし | 抜け |
| 数量 | 2枚 × 3セット | 6枚 | 一致 |
鋼板の部品1枚を、客先のPDF図面と作図データで照合した例です。
※ 人は「違い」と「抜け」の行だけを、図面上の位置で確かめます。
CASES
作図データとの照合そのものの公開事例はまだありません。近い実績として、製造業の検図で、客先のスキャン図面と社内で描き直した図面を照合し、差分のない図面での誤検出0件を確かめた検証があります。
客先から届いたスキャン図面と、社内で描き直した図面を部位ごとに読み比べ、違いと確認する順番を示す仕組みを試作しました。
差分のない図面での誤検出 0件
作図チェック(図面とCADデータの照合)で、どこまでできるか。30分でお答えします。
いまの業務をExcelで整えるところから始められます。
PRE-VALIDATION
図面の担当者と正解データを作り、AIでどこまで読めるか・見落としがないかを測ります。
受け取れるもの
すぐにはやめません。まずAIの照合を1人目のチェックとして入れ、人はAIが「違う」「要確認」とした箇所を確かめます。見逃しが出ないことを貴社の図面で確かめてから、人の確認の範囲を決めます。
できます。傾きやかすれを補正してから読み取ります。読み取りに自信のない数値は、推測で埋めずに「要確認」にします。
DWG・DXF・Jw_cad(JWW・JWC)・SXF(SFC・P21)・IGES・STEPのデータと、CADから出力したPDFを読めます。AutoCADやJw_cadなど、お使いのCADを伺って進めます。
貴社の環境の中で動かす構成で作れます。検証の段階から、社外に図面を出さずに進める方法をご相談ください。
できます。NC・ネスティングのデータから部品の輪郭と穴を取り出し、作図データや客先の図面と数・位置を照合します。
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