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図面AI

公開 2026.11.05

CADデータ(DWG・DXF)をAIで読むには|PDF・画像との違い、DWGとDXFの違い、解析の進め方

CADデータは、画像やPDFにせずにデータのまま読むのが確実です。DWG・DXFには、線の正確な座標・寸法の値に加えて、PDFや画像では失われるレイヤ・ブロック・属性が入っています。データから取り出せるものはプログラムで正確に取り出し、何の部品・設備か、どこにあり何とつながるか、という意味の判断にAIを使うと、図面を見る人に近い読み方ができます。

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なぜ、CADデータのまま読むのか

図面をAIに読ませる方法として、図面をPDFや画像にして生成AIに見せる方法がよく紹介されます。手軽ですが、CADで描いた図面を画像にすると、CADデータに入っていた情報の多くが失われます。

情報CADデータ(DWG・DXFなど)CADから出力したPDFスキャン画像
線の正確な座標・長さそのまま取れる取れる(線の情報が残っていれば)画像から推定する
寸法の値取れる。図形の長さとも比べられる文字として取れる読み取る
レイヤ(何の線か)取れる多くは失われる無い
ブロック・属性(部品・設備と、その品番など)取れる失われる無い
外部参照(組み合わせた図面)取れる1枚にまとまる無い

画像を読むAIは、線が何を表すのかを形と周りの文字から推測します。CADデータなら、「設備」のレイヤにある「P-101」というブロックで、属性に品番が入っている、という事実から始められます。推測が減るぶん、結果が安定します。

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DWGとDXF、そのほかの形式の違い

形式主な使われ方AIで読むときのポイント
DWGAutoCADなどの標準の形式図形・寸法・ブロック・属性・外部参照をすべて持つ。CADのバージョンによって中身の形が違う
DXFCADどうしのデータ交換用の形式DWGとほぼ同じ情報を、読みやすい形で持つ。古いバージョンのDXFもある
Jw_cad(JWW・JWC)建築・設備・土木の2D図面レイヤグループとレイヤで描き分ける。ブロックの代わりに図形の組で描かれることが多い
SXF(SFC・P21)公共工事の電子納品CAD製図の基準に沿ったレイヤ名で描かれるので、何の線かを判断しやすい
IGES・STEP3D CADどうしのデータ交換部品の形・大きさ・穴などを取り出せる

ふだんはDWGで描き、取引先との受け渡しはDXFやPDF、という会社が多くあります。どの形式で受け取っても、同じ仕組みで読めるようにしておくと、取引先ごとの違いに振り回されません。

CADデータの解析の進め方

  1. 取り出す。図形・寸法・文字・レイヤ・ブロック・属性・外部参照を、プログラムで取り出します。ここはAIではなく、データをそのまま読む工程です。
  2. 描き方の決まりを洗い出す。レイヤ名・ブロック名・属性名の付け方が、人や時期によってどう違うかを、過去の図面から一覧にします。
  3. 意味をそろえる。違う名前で同じものを指しているレイヤや属性を、対応表とAIの判断で同じ意味にそろえます。
  4. 位置とつながりを割り出す。座標から、置き場所・隣り合うもの・つながる配管や配線を割り出します。
  5. 使う形で出す。図面台帳・設備台帳・照合の結果・社内のAIから引けるデータなど、使い道に合わせて出します。

精度に効く条件

  • レイヤの決まり。レイヤで線の種類を描き分けているほど、確実に判断できます。決まりが無い図面は、線種・色・位置とAIの判断で補います。
  • ブロックと属性。部品や設備をブロックにして品番を属性に入れていれば、そのまま取り出せます。線と文字だけで描かれている場合は、形と近くの文字から結びつけます。
  • 寸法の書き換え。寸法の数字を手で書き換え、図形の長さと合わない図面があります。両方を取り出して比べ、合わないものは確かめる一覧に入れます。
  • 外部参照とフォント。外部参照が切れている、文字のフォントが置き換わって化けている、といったデータは、先に一覧にして直してから読みます。

読めると、何ができるか

やりたいことCADデータから使うもの
図面台帳を作る表題欄の文字・ブロックの属性(図番・改訂・品番)
客先の図面と作図データを照合する図形の座標・寸法の値・注記
設備の一覧と配置図を合わせる設備のブロック・座標・レイヤ
図面の中身に、社内のAIから答える部品・設備と位置の関係をデータにしたもの
CADで作図する読み取った形と寸法を、作図ルールに合わせて描き戻す

ジンベイの図面AI

ジンベイの図面AIは、DWG・DXF・Jw_cad・SXF・IGES・STEPのCADデータを画像にせずに読み、CADデータの解析、客先の図面と作図データの照合、AIによるCAD作図まで、会社ごとの描き方に合わせて作ります。図面を社外に出せない場合は、貴社の環境の中で動かす構成も選べます。

よくある質問

ChatGPTなどの生成AIに、DWGをそのまま読ませられますか?
汎用のAIに図面のファイルを渡しても、CADデータの中身を正確に扱えるとは限りません。データから取り出せる座標・寸法・属性はプログラムで取り出し、意味の判断にAIを使う作りが確実です。
DWGとDXFは、どちらで渡せばよいですか?
どちらでも読めます。ふだん使っている形式のままで構いません。古いバージョンのDXFも扱えます。
PDFしか無い図面は、どうなりますか?
CADから出力したPDFなら線と文字の情報を生かして読み、スキャン画像ならAIの読み取りで寸法や文字を取り出します。レイヤや属性の情報は無いので、形と周りの文字から判断します。
レイヤ名や属性の付け方がそろっていない図面でも使えますか?
使えます。過去の図面から描き方の違いを洗い出し、対応表とAIの判断で同じ意味にそろえます。

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最終更新: 編集:ジンベイ株式会社

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