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管理部門(業種共通)10手順Excel 無料

返品処理の業務手順書テンプレート(業種共通)

顧客から返品の申し出を受けたら、理由を確認して承認し、現品を受け取って検品し、売上の取り消し(赤伝票)と請求の調整を行います。手順書にしておくと、承認のない返品の受け入れや、請求の調整漏れを防げます。

この手順書の範囲

目的
返品を決まったルールで受け、在庫と売上・請求を正しく直すことを目的にします。
範囲
返品の申し出の受付から、理由の確認、承認、返品の受け取り、検品、在庫の処理、赤伝票、請求の調整、仕入先への請求まで。
始まるきっかけ
顧客から返品・交換の申し出があったとき
頻度・量の目安
随時(月数件〜数十件)
使う書類・システム
返品申請書、売上データ・納品書、取引基本契約(返品の条件)、返品・クレームの記録表

担当と役割

  • 営業事務

    受付、記録、赤伝票、請求の調整

  • 営業担当

    理由の確認、顧客との調整

  • 倉庫・品質担当

    現品の検品、在庫の処理

  • 営業責任者

    返品の承認

手順(10ステップ)

  1. 受付営業事務・目安 5分自動化の候補:台帳・承認

    1. 返品の申し出を受け、品名・数量・ロット・納品日・理由を記録する

    納品書の番号で、元の売上を特定する。

    確かめること
    元の売上を特定したか
    できあがるもの
    返品の受付記録
  2. 理由営業担当・目安 15分

    2. 理由を確認する(品質の不良・誤出荷・数量違い・顧客の都合)

    不良の場合は写真や状態の説明をもらう。

    確かめること
    理由を分類したか
    できあがるもの
    理由の記録
  3. 条件営業担当・目安 10分

    3. 取引基本契約の返品の条件(期間・対象・費用の負担)を確認する

    商人間の売買では、受け取った側が検査し、不具合をすぐに知らせる決まりがある。

    確かめること
    契約の条件に合うか
    できあがるもの
    条件の確認
  4. 承認営業責任者・目安 5分自動化の候補:台帳・承認

    4. 返品を受けるか、交換・値引きで対応するかを決めて承認する

    顧客の都合の返品は、手数料や受け入れの可否を契約に沿って判断する。

    確かめること
    承認の記録があるか
    できあがるもの
    承認記録
  5. 受取倉庫・品質担当・目安 15分

    5. 返品の現品を受け取り、品名・数量・ロット・状態を検品する

    受付記録と照合し、違いがあれば営業事務に伝える。

    確かめること
    受付記録と一致するか
    できあがるもの
    検品記録
  6. 在庫倉庫・品質担当・目安 10分

    6. 再販できるもの・できないものを分け、在庫に戻すか廃棄・仕入先返品にする

    不良品は良品の在庫と分けて保管する。

    確かめること
    良品と不良品を分けたか
    できあがるもの
    在庫の処理
  7. 赤伝営業事務・目安 5分自動化の候補:転記・画面操作

    7. 元の売上に対する赤伝票(売上の取り消し)を入力する

    元の売上番号と結びつける。

    確かめること
    金額が承認どおりか
    できあがるもの
    赤伝票
  8. 請求営業事務・目安 5分

    8. 締め後の返品は、翌月の請求でマイナスにするか、返還インボイスを出す

    1万円未満の返品などは返還インボイスの交付が不要になる。

    確かめること
    請求の調整方法を決めたか
    できあがるもの
    請求の調整
  9. 仕入先営業事務・目安 15分

    9. 仕入先の不良が原因なら、仕入先に返品・費用の請求をする

    取適法の対象取引で自社が委託側の場合、受け取った後の返品は、受託側の責任がある場合などに限られる。

    確かめること
    仕入先に請求したか
    できあがるもの
    仕入先への請求
  10. 分析営業責任者・目安 30分

    10. 月1回、返品の件数・理由を集計し、再発を防ぐ

    誤出荷が多いなら出荷検品、不良が多いなら仕入先・工程を見直す。

    確かめること
    原因別の対策を決めたか
    できあがるもの
    月次の集計

締めのチェックリスト

  • 元の売上を特定した
  • 理由を分類した
  • 契約の返品条件を確認した
  • 承認の記録がある
  • 現品を受付記録と照合した
  • 良品と不良品を分けた
  • 赤伝票を元の売上と結びつけた
  • 請求の調整方法を決めた
  • 仕入先への請求を行った
  • 月次で原因を分析した

よくあるミスと防ぎ方

承認のない返品を倉庫が受け取る

顧客から直接送られてきた品物をそのまま受けると、売上と在庫の処理が混乱します。承認番号のない返品は保留にします。

赤伝票を入れ忘れて請求が過大になる

返品の検品が終わったら、その日のうちに赤伝票を入力するルールにします。

仕入先への請求を忘れる

仕入先の不良が原因の場合、費用を自社でかぶることになります。理由が仕入先側なら請求までを手順に入れます。

測っておきたい指標

  • 返品の件数と金額
  • 返品の受付から赤伝票までの日数
  • 理由別の件数

この業務で残す書類の保存期間

関係する法令・規格

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(管理部門(業種共通)・50業務)

  • 「返品処理」を含む50業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

10手順のうち3つは、自動化の候補です

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順1:返品の申し出を受け、品名・数量・ロット・納品日・理由を記録する
  • 手順4:返品を受けるか、交換・値引きで対応するかを決めて承認する
ジンベイ GenAppを見る →

ジンベイ GenRPA

システムへの転記や画面操作の自動化

  • 手順7:元の売上に対する赤伝票(売上の取り消し)を入力する
ジンベイ GenRPAを見る →

よくある質問

顧客の都合の返品は受けなければいけませんか?
契約で決めていなければ、受ける義務はありません。受ける場合の条件(期間・手数料)を取引基本契約に書いておきます。
返還インボイスは必ず必要ですか?
返品・値引きの金額が税込1万円未満なら交付が不要です。それ以上は、返還インボイスを交付するか、請求書に返品の内容を書いて兼ねることができます。
仕入先に返品してよいのはどんな場合ですか?
取適法の対象取引では、受託側に責任がある不良などに限られます。受け取ってから長期間たってからの返品などは禁止されています。