郵便物・FAXの仕分けの業務手順書テンプレート(業種共通)
届いた郵便物とFAXを記録し、宛先・種類ごとに仕分けて担当者に渡します。手順書にしておくと、請求書や役所からの通知の紛失、書留の受け取り漏れ、FAXの見落としを防げます。
この手順書の範囲
- 目的
- 届いた郵便物・FAXを漏れなく、その日のうちに担当者に届けることを目的にします。
- 範囲
- 郵便物・宅配便・FAXの受け取りから、記録、仕分け、担当者への受け渡し、電子データの保存まで。発送は扱いません。
- 始まるきっかけ
- 郵便物・宅配便が届いたとき、FAXを受信したとき
- 頻度・量の目安
- 毎日(1日数十通)
- 使う書類・システム
- 郵便物受付簿、FAX受信の一覧、部署別のトレー、請求書受領台帳
担当と役割
総務担当
受け取り、記録、仕分け、受け渡し
各部署の担当者
受け取りと処理
経理担当
請求書の受け取り
手順(10ステップ)
- 受取総務担当・目安 10分
1. 郵便物・宅配便を受け取り、書留・簡易書留・特定記録は受付簿に記録する
書留は受け取り時に受領印を押し、記録番号を写す。
- 確かめること
- 書留の記録番号を写したか
- できあがるもの
- 郵便物受付簿
- 分類総務担当・目安 15分
2. 宛名で部署・個人ごとに分け、「親展」は開封せずに本人へ渡す
宛名が会社名だけのものは、差出人と内容で担当部署を判断する。
- 確かめること
- 親展を開封していないか
- できあがるもの
- 仕分け済みの郵便物
3. 請求書・役所(税務署・年金事務所・市区町村)からの通知・裁判所の書類は、別の一覧に記録してすぐ担当者に渡す
期限のある書類は受取日を書き添える。
- 確かめること
- 重要書類を一覧に記録したか
- できあがるもの
- 重要書類の一覧
4. 請求書は経理担当に回し、請求書受領台帳に登録してもらう
開封日を受付日にする。
- 確かめること
- 経理に渡した時刻を記録したか
- できあがるもの
- 回付記録
5. 受信したFAXを確認し、宛先の部署に渡す
注文書のFAXは受注担当にすぐ渡す。判読できない場合は送信元に再送を依頼する。
- 確かめること
- 全件を誰かに渡したか
- できあがるもの
- FAXの受け渡し
6. 複合機で受信したFAXを紙に出さずデータで保存する場合は、電子取引として保存する
請求書・注文書などは、取引日・取引先・金額で検索できる形で保存する。
- 確かめること
- 電子の保存ルールに従ったか
- できあがるもの
- 保存済みのデータ
- 受渡総務担当・目安 15分
7. 部署別のトレーに入れ、書留・重要書類は手渡しで受領のサインをもらう
担当者が不在の場合は上長に渡す。
- 確かめること
- 手渡し分にサインがあるか
- できあがるもの
- 受領記録
- 不在総務担当・目安 5分
8. 長期不在者宛ての郵便物は、上長の指示に従って扱う
退職者宛ては差出人に住所変更を依頼する。
- 確かめること
- 扱いの指示を記録したか
- できあがるもの
- 対応記録
- 保管総務担当・目安 5分
9. 受付簿・一覧は月ごとにとじて保管する
受け取りの証明として一定期間(例: 1年)保管する。
- 確かめること
- 保管場所を決めたか
- できあがるもの
- 保管記録
10. 月1回、届いた請求書・注文書の件数と紙・FAX・電子の割合を集計し、電子化を取引先に依頼するか検討する
紙が減ると仕分けと保存の手間が減る。
- 確かめること
- 集計したか
- できあがるもの
- 月次の集計
締めのチェックリスト
- 書留の記録番号を受付簿に写した
- 親展を開封していない
- 重要書類を一覧に記録した
- 請求書を経理に渡した
- FAXを全件誰かに渡した
- データで受けたFAXを電子のルールで保存した
- 書留・重要書類に受領のサインがある
- 退職者宛ての扱いを決めた
よくあるミスと防ぎ方
請求書が担当者の机で止まる
部署宛てに届いた請求書が経理に回らないことがあります。請求書は開封後すぐ経理に直接回す流れにします。
役所からの通知を見落とす
期限のある通知(算定基礎届・年度更新など)を放置すると手続きが遅れます。役所からの郵便は重要書類として記録します。
FAXの注文書が他の紙に紛れる
複合機に置いたままにしないよう、受信のたびに確認する時刻を決めます。データで受信する設定も検討します。
測っておきたい指標
- 仕分けから受け渡しまでの時間
- 重要書類の受け渡し漏れ件数
関係する法令・規格
メール・Web・電子契約で受け取った請求書等は電子データのまま検索できる形で保存(2024年1月から義務)
無料ダウンロード
業務手順書テンプレート集(管理部門(業種共通)・50業務)
- 「郵便物・FAXの仕分け」を含む50業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
- 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
- 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます
フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます
10手順のうち5つは、自動化の候補です
ジンベイ GenOCR
紙・PDFの読み取りとデータ化
- 手順3:請求書・役所(税務署・年金事務所・市区町村)からの通知・裁判所の書類は、別の一覧に記録してすぐ担当者に渡す
- 手順4:請求書は経理担当に回し、請求書受領台帳に登録してもらう
- 手順5:受信したFAXを確認し、宛先の部署に渡す
よくある質問
- 親展の郵便物は総務で開けてもよいですか?
- 開けずに本人に渡します。不在が長い場合は、本人か上長の指示を受けて扱います。
- FAXで受けた請求書は紙で保存してよいですか?
- 紙で受信・印刷したものは紙で保存できます。複合機でデータとして受信し、紙に出さない場合は電子取引として電子のまま保存します。
- 郵便物の仕分けを自動化できますか?
- 請求書や注文書は、読み取りの仕組みで差出人・金額などをデータにして台帳に入れることができます。