社用車の管理の業務手順書テンプレート(業種共通)
社用車を使う人の免許とアルコールチェックを確認し、運行と点検を記録し、車検・保険・リースの期限を管理します。手順書にしておくと、アルコールチェックの記録漏れや車検切れ、事故時の対応の遅れを防げます。
この手順書の範囲
- 目的
- 社用車を安全に使い、法律で決められた記録と期限を守ることを目的にします。
- 範囲
- 運転者の登録から、使用の予約、運転前後のアルコールチェック、運行記録、日常点検、車検・保険の期限管理、事故対応まで。
- 始まるきっかけ
- 社員が社用車を使うとき
- 頻度・量の目安
- 毎日(車両数台〜数十台)
- 使う書類・システム
- 車両管理台帳、アルコールチェック記録簿、運転日報、日常点検表、運転免許証の写し、任意保険の証券
担当と役割
安全運転管理者
アルコールチェック、運転者の指導、記録の保存
運転者
点検、運転前後のチェック、運行記録
総務担当
車両台帳、車検・保険・リースの管理
手順(10ステップ)
1. 社用車を運転する人を登録し、運転免許証の有効期限を記録する
年1回と免許の更新時に原本を確認する。
- 確かめること
- 有効期限を台帳に入れたか
- できあがるもの
- 運転者の一覧
2. 使用日時・行き先・目的を書いて社用車を予約する
私的な利用は禁止と規程に書く。
- 確かめること
- 予約が重なっていないか
- できあがるもの
- 予約記録
- 点検運転者・目安 5分
3. 運転前に日常点検(タイヤ・灯火・ブレーキ・燃料など)を行う
異常があれば使わずに総務に報告する。
- 確かめること
- 点検表に記入したか
- できあがるもの
- 日常点検表
4. 運転前に、目視とアルコール検知器で酒気帯びの有無を確認する
対面が原則。直行直帰などはカメラ・電話で顔色と声を確認し、検知器の結果を報告させる。
- 確かめること
- 検知器の数値を記録したか
- できあがるもの
- アルコールチェック記録
- 運行運転者・目安 3分
5. 運転日報に出発・到着の時刻、走行距離、行き先を記録する
給油した場合は給油量と金額も書く。
- 確かめること
- 走行距離が前回の到着時と続いているか
- できあがるもの
- 運転日報
6. 運転後にもアルコールチェックを行い、記録する
運転前と同じ方法で確認する。
- 確かめること
- 運転後の記録があるか
- できあがるもの
- アルコールチェック記録
- 保存安全運転管理者・目安 月10分
7. アルコールチェックの記録を1年間保存する
確認者・運転者・車両・日時・方法・酒気帯びの有無・指示事項を記録する。
- 確かめること
- 記録項目がそろっているか
- できあがるもの
- 保存済みの記録
8. 車検・自賠責保険・任意保険・リースの満了日を台帳で管理し、2か月前に手配する
定期点検(12か月点検など)の時期も入れる。
- 確かめること
- 2か月以内の期限を確認したか
- できあがるもの
- 期限一覧
- 事故運転者・目安 —
9. 事故のときは負傷者の救護、警察への連絡、会社への報告の順に対応する
現場の写真、相手の連絡先、保険会社への連絡を記録する。
- 確かめること
- 警察に届けたか
- できあがるもの
- 事故報告書
- 検知器安全運転管理者・目安 月5分
10. アルコール検知器が正しく動くか定期的に確認する
製造元の説明書に従って点検・交換する。
- 確かめること
- 点検日を記録したか
- できあがるもの
- 検知器の点検記録
締めのチェックリスト
- 運転者の免許の有効期限を確認した
- 予約が重なっていない
- 運転前の日常点検をした
- 運転前に目視と検知器で確認した
- 運転日報の走行距離が続いている
- 運転後にもアルコールチェックをした
- アルコールチェックの記録を1年保存している
- 車検・保険・リースの期限を確認した
- 検知器を点検した
よくあるミスと防ぎ方
直行直帰の日のチェックを忘れる
対面できない日にも確認が必要です。電話やカメラでの確認方法と報告のルールを決めておきます。
車検切れのまま運転する
車検切れの運転は法律違反で、自賠責も切れていることがあります。期限の2か月前に手配する予定を入れます。
私的な利用が続く
運転日報の走行距離と行き先を照らすと見つかります。規程に私的利用の禁止を書き、月1回日報を確認します。
測っておきたい指標
- アルコールチェックの記録漏れ件数
- 事故の件数
- 期限切れの件数(車検・保険・免許)
この業務で残す書類の保存期間
関係する法令・規格
乗車定員11人以上の車1台以上、またはその他の車5台以上で安全運転管理者を選任。運転前後の酒気帯び確認(目視と検知器)と記録の1年保存
無料ダウンロード
業務手順書テンプレート集(管理部門(業種共通)・50業務)
- 「社用車の管理」を含む50業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
- 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
- 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます
フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます
10手順のうち5つは、自動化の候補です
ジンベイ GenApp
台帳・申請・承認の仕組み化
- 手順1:社用車を運転する人を登録し、運転免許証の有効期限を記録する
- 手順2:使用日時・行き先・目的を書いて社用車を予約する
- 手順4:運転前に、目視とアルコール検知器で酒気帯びの有無を確認する
- 手順6:運転後にもアルコールチェックを行い、記録する
- 手順8:車検・自賠責保険・任意保険・リースの満了日を台帳で管理し、2か月前に手配する
よくある質問
- アルコールチェックはどの会社が対象ですか?
- 安全運転管理者の選任が必要な事業所(乗車定員11人以上の車1台以上、またはその他の車5台以上)が対象です。白ナンバーの車も含みます。
- 社員の自家用車を業務で使う場合は?
- 業務で使う以上、安全運転管理の対象になり得ます。任意保険の加入状況を確認し、規程で使い方を決めます。
- 記録は紙でもよいですか?
- 紙でも電子でも構いません。1年間保存し、すぐに見られるようにしておきます。