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管理部門(業種共通)10手順Excel 無料

価格改定の通知とマスタ更新の業務手順書テンプレート(業種共通)

原価や仕入価格が変わったときに、売価の改定案を作り、承認を経て顧客に通知・協議し、合意した価格を売価表と販売管理システムに反映します。手順書にしておくと、改定の反映漏れや、通知・協議の記録の不足を防げます。

この手順書の範囲

目的
原価の変化を売価に適切に反映し、顧客と合意した価格を漏れなくシステムに入れることを目的にします。
範囲
原価の変化の把握から、改定案、承認、顧客への通知と協議、合意、売価表とマスタの更新、適用開始後の確認まで。
始まるきっかけ
仕入先からの価格改定の通知、原材料・エネルギー・人件費の上昇などがあったとき
頻度・量の目安
年1〜数回
使う書類・システム
仕入先の価格改定の通知、原価の推移、得意先別の売価表、販売管理システムの単価マスタ、取引基本契約

担当と役割

  • 営業事務

    原価の集計、改定案の作成、マスタの更新

  • 営業担当

    顧客への説明と協議

  • 営業責任者

    改定案の承認

手順(10ステップ)

  1. 把握営業事務・目安 1時間自動化の候補:台帳・承認

    1. 仕入価格・原材料・運賃などの変化を品目ごとに集計する

    いつから・どれだけ上がったかを、根拠の資料とともに記録する。

    確かめること
    根拠資料があるか
    できあがるもの
    原価の変化の一覧
  2. 確認営業事務・目安 15分

    2. 取引基本契約の価格改定の条項(通知の期限・協議の方法)を確認する

    契約に決まりがあればそれに従う。

    確かめること
    通知期限を確認したか
    できあがるもの
    契約の確認
  3. 案営業事務・目安 2時間

    3. 品目・得意先ごとの改定案(新単価・改定率・適用開始日)を作る

    粗利率が基準を下回る品目を優先する。

    確かめること
    適用開始日を書いたか
    できあがるもの
    改定案
  4. 承認営業責任者・目安 30分自動化の候補:台帳・承認

    4. 改定案を承認する

    重要な得意先は個別に方針を決める。

    確かめること
    承認の記録があるか
    できあがるもの
    承認記録
  5. 通知営業担当・目安 —

    5. 顧客に、改定の理由と根拠・新単価・適用開始日を書面で知らせる

    適用開始の1〜3か月前など、顧客が検討できる期間をとる。

    確かめること
    書面で通知したか
    できあがるもの
    改定の案内
  6. 協議営業担当・目安 —

    6. 顧客と協議し、合意した内容(単価・開始日)を記録する

    自社が受託側の取引では、取適法により委託側は協議に応じずに一方的に代金を決めることが禁止されている。協議の記録を残しておく。

    確かめること
    合意内容を書面に残したか
    できあがるもの
    協議の記録
  7. 更新営業事務・目安 1時間自動化の候補:転記・画面操作

    7. 合意した単価を売価表と販売管理システムの単価マスタに登録する

    適用開始日を設定し、開始日より前の受注は旧単価のままにする。

    確かめること
    適用開始日を設定したか
    できあがるもの
    更新した単価マスタ
  8. 確認営業事務・目安 30分

    8. 更新後、マスタと売価表の単価を照合する

    得意先・品目の組み合わせごとに抜き取りで確認する。

    確かめること
    照合で違いがないか
    できあがるもの
    照合記録
  9. 開始後営業事務・目安 30分

    9. 適用開始後の最初の締めで、請求が新単価になっているか確認する

    見積の有効期限が残っている旧単価の見積の扱いも確認する。

    確かめること
    新単価で請求されたか
    できあがるもの
    確認記録
  10. 記録営業事務・目安 30分自動化の候補:台帳・承認

    10. 改定の経緯(通知日・協議の内容・合意日・新単価)を得意先ごとに記録する

    次の改定の協議にも使う。

    確かめること
    記録をまとめたか
    できあがるもの
    改定の記録

締めのチェックリスト

  • 原価の変化の根拠資料がある
  • 改定案に適用開始日を書いた
  • 改定案の承認を受けた
  • 顧客に書面で通知した
  • 協議と合意の内容を記録した
  • 単価マスタに適用開始日を設定した
  • マスタと売価表を照合した
  • 開始後の請求が新単価である

よくあるミスと防ぎ方

マスタの更新漏れで旧単価のまま請求する

得意先・品目の組み合わせが多いと漏れが出ます。更新後に一覧で照合します。

適用開始日を設定せずに上書きする

開始日前の受注まで新単価になってしまいます。マスタに開始日を設定します。

協議の記録を残さない

後から合意の有無でもめることがあります。合意した単価と開始日を書面で残します。

測っておきたい指標

  • 改定の反映漏れの件数
  • 通知から合意までの日数
  • 改定後の粗利率

関係する法令・規格

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(管理部門(業種共通)・50業務)

  • 「価格改定の通知とマスタ更新」を含む50業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

10手順のうち4つは、自動化の候補です

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順1:仕入価格・原材料・運賃などの変化を品目ごとに集計する
  • 手順4:改定案を承認する
  • 手順10:改定の経緯(通知日・協議の内容・合意日・新単価)を得意先ごとに記録する
ジンベイ GenAppを見る →

ジンベイ GenRPA

システムへの転記や画面操作の自動化

  • 手順7:合意した単価を売価表と販売管理システムの単価マスタに登録する
ジンベイ GenRPAを見る →

よくある質問

価格改定の通知はいつまでに出せばよいですか?
契約に定めがあればそれに従います。定めがない場合でも、顧客が検討できるよう1〜3か月前に出すのが一般的です。
仕入先から値上げを求められたら?
取適法の対象取引で自社が委託側の場合、協議を求められたら応じる必要があります。根拠を確認して協議し、記録を残します。
見積の有効期限内に価格が変わったら?
有効期限内の見積は原則その価格で受けます。だからこそ見積の有効期限を短めに設定しておくことが大切です。