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金融・保険10手順Excel 無料

苦情対応の業務手順書テンプレート(金融機関・保険代理店)

顧客から苦情を受け、内容を記録して一次対応し、事実を調べて回答し、解決しない場合は指定紛争解決機関を案内して、苦情を分析して再発防止につなげるまでの流れです。手順書にしておくと、苦情の放置や記録漏れ、同じ苦情の繰り返しを防げます。

この手順書の範囲

目的
苦情を記録して誠実に対応し、業務の改善につなげるための手順です。
範囲
苦情の受付から、記録、一次対応、調査、回答、ADRの案内、報告、分析と再発防止まで。
始まるきっかけ
顧客から窓口・電話・メール・手紙で不満や申立てがあったとき
頻度・量の目安
随時・規模により月数件〜数百件
使う書類・システム
苦情受付記録簿、取引記録・契約書類・応対記録、苦情対応規程、指定紛争解決機関の案内

担当と役割

  • 受付担当

    苦情の受付、記録、一次対応

  • 苦情対応責任者

    調査の指示、回答の承認、報告

  • コンプライアンス部門

    苦情の集計と分析、再発防止策の推進

  • 所属保険会社(代理店の場合)

    苦情の報告先、対応の支援

手順(10ステップ)

  1. 受付受付担当・目安 15分自動化の候補:台帳・承認

    1. 苦情の内容を聞き、苦情受付記録簿に記録する

    日時、顧客名、連絡先、苦情の内容、顧客の要望を、顧客の言葉を残して書きます。

    確かめること
    苦情か問い合わせかの判断を、顧客の不満の有無で行ったか
    できあがるもの
    苦情受付記録
  2. 一次対応受付担当・目安 10分

    2. その場で答えられることは答え、答えられないことは回答の時期を伝える

    誤った説明をしないよう、確認が必要なことは持ち帰ります。

    確かめること
    回答の予定日を伝えたか
    できあがるもの
    一次対応の記録
  3. 報告受付担当・目安 10分

    3. 苦情対応責任者に報告する

    重大な苦情(法令違反のおそれ・高額・マスコミ)はすぐに報告します。代理店は所属保険会社にも報告します。

    確かめること
    報告の期限(当日中など)を守ったか
    できあがるもの
    社内報告
  4. 調査苦情対応責任者・目安 1〜5日

    4. 事実を調べる

    取引記録、契約書類、応対記録、担当者からの聞き取りで、何があったかを確かめます。

    確かめること
    顧客の主張と記録を両方確認したか
    できあがるもの
    調査記録
  5. 回答苦情対応責任者・目安 30分自動化の候補:台帳・承認

    5. 回答の内容を決め、顧客に説明する

    調査結果と対応を分かりやすく説明します。誤りがあった場合はお詫びと是正を伝えます。

    確かめること
    回答の内容を承認したか
    できあがるもの
    回答の記録
  6. ADR受付担当・目安 5分

    6. 解決しない場合、指定紛争解決機関を案内する

    業態に応じた機関(全国銀行協会、生命保険協会、日本損害保険協会など)の連絡先を伝えます。

    確かめること
    案内した日と機関名を記録したか
    できあがるもの
    案内の記録
  7. 完了苦情対応責任者・目安 5分自動化の候補:台帳・承認

    7. 対応の完了を記録する

    解決・未解決、顧客の反応、是正の内容を記録します。

    確かめること
    未完了のまま放置されている苦情がないか
    できあがるもの
    完了の記録
  8. 集計コンプライアンス部門・目安 1時間自動化の候補:台帳・承認

    8. 苦情を分類・集計する

    商品・業務・原因(説明不足・事務ミス・態度)で分類します。

    確かめること
    同じ原因の苦情が続いていないか
    できあがるもの
    月次の集計
  9. 分析コンプライアンス部門・目安 1時間

    9. 原因を分析し、再発防止策を決める

    手順書の改訂、説明資料の見直し、研修を決めます。

    確かめること
    対策の担当と期限を決めたか
    できあがるもの
    再発防止策
  10. 報告コンプライアンス部門・目安 1時間

    10. 経営陣に定期的に報告する

    件数、主な内容、再発防止策の進み具合を報告します。

    確かめること
    経営陣への報告を記録したか
    できあがるもの
    報告資料

締めのチェックリスト

  • 苦情を記録簿に記録したか
  • 顧客の要望を書いたか
  • 回答の予定日を伝えたか
  • 重大な苦情をすぐ報告したか
  • 所属保険会社に報告したか(代理店)
  • 顧客の主張と記録を両方確認したか
  • 回答内容を承認したか
  • 未解決の場合にADRを案内したか
  • 苦情を分類・集計したか
  • 再発防止策を決めたか

よくあるミスと防ぎ方

「苦情」として扱わない

問い合わせとして処理すると記録に残らず、改善につながりません。不満の表明があれば苦情として記録します。

回答の放置

調査に時間がかかっても連絡しないと、不満が大きくなります。進み具合を途中で伝えます。

担当者だけで抱える

重大な苦情を報告せずに対応すると、問題が大きくなります。報告の基準を決めます。

測っておきたい指標

  • 苦情件数(分類別)
  • 受付から回答までの日数
  • 再発防止策の実施率

関係する法令・規格

  • 金融ADR制度(銀行法12条の3・保険業法105条の2ほか)

    金融機関は、指定紛争解決機関がある業態では、その機関と手続実施基本契約を結び、苦情処理・紛争解決の措置を講じます。

  • 保険業法施行規則・監督指針(苦情等への対処)

    保険会社・代理店は、苦情の受付・記録・対応・分析と、再発防止の体制を整えます。代理店は所属保険会社に苦情を報告します。

  • 個人情報保護法

    苦情の記録には顧客の個人情報が含まれます。閲覧できる人を限ります。

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(金融・保険・12業務)

  • 「苦情対応」を含む12業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

10手順のうち4つは、自動化の候補です

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順1:苦情の内容を聞き、苦情受付記録簿に記録する
  • 手順5:回答の内容を決め、顧客に説明する
  • 手順7:対応の完了を記録する
  • 手順8:苦情を分類・集計する
ジンベイ GenAppを見る →

よくある質問

苦情と問い合わせはどう区別しますか
顧客が不満を表明していれば苦情として扱うのが一般的です。迷ったら苦情として記録します。
指定紛争解決機関はいつ案内しますか
社内の対応で解決しない場合や、顧客が第三者の判断を求める場合に案内します。
苦情の集計を楽にするには
苦情受付記録をジンベイ GenAppの台帳で管理し、分類別の件数や未完了の苦情を自動で出すと、報告資料の作成が早くなります。