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医療・介護11手順Excel 無料

レセプト請求(医科)の業務手順書テンプレート(医療機関)

前月分の診療内容からレセプトを作り、病名と診療行為の整合や算定要件を点検し、医師の確認を経て、翌月10日までに審査支払機関へオンラインで請求するまでの流れです。手順書にしておくと、病名漏れによる査定や、提出期限の遅れを防げます。

この手順書の範囲

目的
毎月のレセプトを、点検の手順をそろえて期限内に正しく請求するための手順です。
範囲
月末の入力締めから、点検、医師の確認、提出、提出後の記録まで。返戻・査定の対応は別の手順書で扱います。
始まるきっかけ
月末の診療が終わり、前月分の会計入力が締まったとき
頻度・量の目安
毎月1日〜10日・診療所で数百件、病院で数千件
使う書類・システム
レセプトコンピュータ、電子カルテ(病名・オーダー)、レセプトチェックソフト、診療報酬点数表・算定要件の通知、前月までの返戻・査定の記録

担当と役割

  • 医事課担当

    レセプトの作成と点検、提出

  • 医師

    病名の確認、症状詳記の作成

  • 医事課責任者

    点検結果の確認、提出の承認

  • 看護師・各部門

    処置・検査の実施記録の確認

手順(11ステップ)

  1. 締め医事課担当・目安 1時間

    1. 前月分の会計入力を締め、未入力を確認する

    外来・入院の未会計、オーダー未反映のものを洗い出します。

    確かめること
    月末の入院患者の請求区切りを確認したか
    できあがるもの
    締め後のデータ
  2. 資格医事課担当・目安 1〜2時間自動化の候補:転記・画面操作

    2. 保険資格と公費の情報を再確認する

    資格確認の結果と、レセプトの保険者番号・記号番号・負担割合を照合します。

    確かめること
    月の途中で保険が変わった患者がいないか
    できあがるもの
    資格の点検結果
  3. 作成医事課担当・目安 2〜4時間自動化の候補:転記・画面操作

    3. レセプトを作成し、チェックソフトで点検する

    算定の重複、回数上限、併算定できない項目を自動で洗い出します。

    確かめること
    エラー・警告を一件ずつ確認したか
    できあがるもの
    エラー一覧
  4. 点検医事課担当・目安 1件1〜3分

    4. 病名と診療行為の整合を目で確かめる

    検査・投薬に対応する病名があるか、病名の開始日が診療日より前か、疑い病名が長く残っていないかを見ます。

    確かめること
    適応外の薬剤・検査になっていないか
    できあがるもの
    点検メモ
  5. 点検医事課担当・目安 1件1〜2分

    5. 算定要件と記載事項を確認する

    指導料・管理料の要件(計画書・説明の記録)、レセプトに記載が必要な事項(検査の実施日など)を確かめます。

    確かめること
    カルテに算定の根拠となる記録があるか
    できあがるもの
    算定要件の確認
  6. 照会医事課担当・目安 30分

    6. 不明点を医師に照会する

    病名の追加・修正、症状詳記の要否を照会票で依頼します。

    確かめること
    照会票に回答期限を書いたか
    できあがるもの
    照会票
  7. 医師医師・目安 1件5分

    7. 病名を追加・修正し、症状詳記を書く

    高額な薬剤や算定要件の説明が必要な場合に、症状詳記で医学的な理由を書きます。

    確かめること
    カルテの記載と病名が一致するか
    できあがるもの
    病名修正・症状詳記
  8. 確認医事課責任者・目安 1時間自動化の候補:台帳・承認

    8. 点検結果と件数・点数を確認する

    前月と比べて件数・点数が大きく違う場合は理由を確認します。

    確かめること
    返戻分の再請求を含めたか
    できあがるもの
    提出前の確認記録
  9. 提出医事課担当・目安 30分

    9. オンライン請求で審査支払機関に提出する

    社保は社会保険診療報酬支払基金、国保・後期高齢者は国民健康保険団体連合会へ、翌月10日までに送ります。

    確かめること
    受付結果(エラー)を確認したか
    できあがるもの
    請求の受付結果
  10. 記録医事課担当・目安 15分自動化の候補:台帳・承認

    10. 請求件数・点数を請求台帳に記録する

    入金予定(請求月の翌月)と照合できるよう記録します。

    確かめること
    保留したレセプトを記録したか
    できあがるもの
    請求台帳
  11. 振り返り医事課責任者・目安 30分

    11. 前月の査定・返戻の傾向を点検手順に反映する

    よく査定される項目をチェックリストに追加します。

    確かめること
    チェックリストを更新したか
    できあがるもの
    チェックリストの改訂

締めのチェックリスト

  • 未会計・未入力がないか
  • 資格と公費を再確認したか
  • チェックソフトの警告を確認したか
  • 病名と診療行為が整合しているか
  • 病名の開始日が正しいか
  • 疑い病名が残っていないか
  • 算定要件の記録がカルテにあるか
  • 症状詳記が必要なものに付いているか
  • 翌月10日までに提出したか
  • 受付結果のエラーを確認したか

よくあるミスと防ぎ方

病名漏れによる査定

検査や薬に対応する病名がないと査定されます。目視の点検で、投薬・検査と病名の対応を確認します。

資格の確認漏れ

月の途中で保険が変わった患者のレセプトは返戻されます。オンライン資格確認の結果と照合します。

点検の締め切り直前集中

10日直前に医師への照会が集中すると間に合いません。月初の2〜3日で照会を出し切ります。

測っておきたい指標

  • 査定率(査定点数÷請求点数)
  • 返戻件数
  • 提出期限の遵守

関係する法令・規格

  • 健康保険法・療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する命令

    保険医療機関は、診療報酬を審査支払機関に請求します。請求は診療月の翌月10日までに行います。

  • 保険医療機関及び保険医療担当規則

    診療録への必要事項の記載(9条で完結の日から5年保存)や、適正な療養の給付が定められています。

  • 診療報酬の算定方法(告示)と留意事項通知

    点数と算定要件はここで定められています。2年ごとの改定に合わせて点検手順を見直します。

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(医療・介護・12業務)

  • 「レセプト請求(医科)」を含む12業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

11手順のうち4つは、自動化の候補です

ジンベイ GenRPA

システムへの転記や画面操作の自動化

  • 手順2:保険資格と公費の情報を再確認する
  • 手順3:レセプトを作成し、チェックソフトで点検する
ジンベイ GenRPAを見る →

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順8:点検結果と件数・点数を確認する
  • 手順10:請求件数・点数を請求台帳に記録する
ジンベイ GenAppを見る →

よくある質問

提出期限を過ぎたらどうなりますか
翌月10日を過ぎた分は、次の月の請求として扱われ、入金が1か月遅れます。
症状詳記はどんなときに必要ですか
高額な薬剤や、算定要件で医学的な理由の説明が求められる場合などです。審査で理由が分かるよう簡潔に書きます。
レセプト点検を早くするには
チェックソフトの結果と病名の一覧をジンベイ GenRPAで自動で並べ、目視は警告の出た件に絞ると点検時間を減らせます。