出欠・成績の集計と修了判定の業務手順書テンプレート(学校・研修・塾)
講座の回ごとの出欠と、課題・テストの結果を集計し、修了の基準を満たしたかを判定して記録・通知するまでの流れです。手順書にすると、出席率の計算ミスや、基準の当てはめ方のばらつきを防げます。
この手順書の範囲
- 目的
- 修了の判定を、事前に決めた基準どおりに、記録をもとに説明できる形で行えるようにします。
- 範囲
- 各回の出欠の記録から、修了判定の確定と受講者への通知までです。
- 始まるきっかけ
- 講座の最終回が終わったとき(途中の回では出欠の記録のみ)
- 頻度・量の目安
- 講座ごと・受講者10〜200名
- 使う書類・システム
- 出欠・成績表、課題・テストの答案、修了の基準(出席率・点数)、受講者管理台帳
担当と役割
運営担当
出欠と課題の集計、補講の案内
講師
課題・テストの採点
講座の運営責任者
修了の判定の確定、例外の判断
手順(10ステップ)
- 基準講座の運営責任者・目安 10分
1. 修了の基準を確かめる
出席率(例: 80%以上)、課題の提出、テストの合格点を講座の募集要項どおりに確かめます。
- 確かめること
- 基準が募集要項・受講案内と一致している。
- できあがるもの
- 修了の基準
2. 各回の出欠を集計する
回ごとの出席・遅刻・早退を出欠・成績表に入れます。
- 確かめること
- 遅刻・早退の扱い(何分以上で欠席とするか)を基準どおりにする。
- できあがるもの
- 出欠の集計
3. オンライン受講の出席を確かめる
接続のログで、参加時間が基準を満たしているか確かめます。
- 確かめること
- 途中で切断した受講者は、参加時間の合計で判断する。
- できあがるもの
- オンライン出席の確認
4. 課題の提出状況を集計する
提出日と期限を照らし、未提出者に督促します。
- 確かめること
- 期限後の提出の扱いを基準どおりにする。
- できあがるもの
- 課題の提出状況
5. 課題・テストを採点する
採点の基準に沿って点数をつけ、所見を書きます。
- 確かめること
- 採点の基準を事前に講師間でそろえる。
- できあがるもの
- 採点結果
- 補講運営担当・目安 15分
6. 基準に足りない受講者に補講・再テストを案内する
不足している回と、補講・再テストの日程を知らせます。
- 確かめること
- 補講で出席に代えられる回数の上限を基準どおりにする。
- できあがるもの
- 補講の案内
7. 出席率と成績を最終集計する
受講者ごとに出席率・課題・点数を一覧にし、基準を満たすかを判定の案として出します。
- 確かめること
- 出席率の計算式(分母が全回数か)を確かめる。
- できあがるもの
- 修了判定の案
- 判定講座の運営責任者・目安 30分
8. 修了の判定を確定する
判定の案を確かめ、病気などのやむを得ない事情がある受講者の扱いを決めます。
- 確かめること
- 例外を認めた場合は理由を記録する。
- できあがるもの
- 修了判定の確定
9. 受講者管理台帳に判定結果を入れる
修了・未修了、出席率、点数を入れます。
- 確かめること
- 法人の申込者には、受講者ごとの結果を報告する。
- できあがるもの
- 更新済みの台帳
10. 受講者に結果を通知する
修了者には修了証の発行の案内、未修了者には理由と再受講の方法を伝えます。
- 確かめること
- 未修了の理由は基準のどれを満たさなかったかで伝える。
- できあがるもの
- 結果の通知
締めのチェックリスト
- 修了の基準が募集要項と一致している
- 遅刻・早退の扱いを基準どおりにした
- オンライン受講の参加時間を確かめた
- 未提出の課題を督促した
- 採点の基準を講師間でそろえた
- 補講の回数が上限内である
- 出席率の計算式を確かめた
- 例外を認めた理由を記録した
- 台帳に判定結果を入れた
- 未修了者に理由と再受講の方法を伝えた
よくあるミスと防ぎ方
出席率の分母を間違える
補講を分母に入れたり、休講の回を入れたりすると、出席率がずれます。計算式を基準と一緒に決めておきます。
例外の扱いが講座ごとに違う
病欠を認める講座と認めない講座があると、苦情になります。例外の判断は運営責任者が行い、理由を記録します。
採点の甘さ・辛さが講師で違う
同じ講座で講師によって合否が分かれます。採点の基準と模範解答を事前に共有します。
測っておきたい指標
- 修了率
- 補講・再テストの対象者の割合
- 最終回から結果通知までの日数
関係する法令・規格
個人情報保護法
受講者の成績の取扱いと、法人の申込者への結果の報告(第三者提供)の同意に関わります。
無料ダウンロード
業務手順書テンプレート集(教育・研修・10業務)
- 「出欠・成績の集計と修了判定」を含む10業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
- 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
- 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます
フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます
10手順のうち7つは、自動化の候補です
ジンベイ GenRPA
システムへの転記や画面操作の自動化
- 手順3:オンライン受講の出席を確かめる
- 手順7:出席率と成績を最終集計する
- 手順9:受講者管理台帳に判定結果を入れる
よくある質問
- 法人の申込者に受講者の成績を報告してよいですか。
- 申込の時点で、受講者本人に報告の範囲を知らせ同意を得ておくと安心です。申込書や受講規約に書いておきます。
- オンライン受講の出席はどう判断しますか。
- 接続のログの参加時間で判断する方法が一般的です。途中で切断した場合の扱いも基準に書いておきます。
- 紙のテストの採点を早くできますか。
- マークシートや AI-OCR で答案を読み取って集計すると、採点と集計の時間を短くできます。記述式の採点は講師が行います。