修了証の発行の業務手順書テンプレート(学校・研修・塾)
修了判定が確定した受講者に、番号を振った修了証を作って渡し、発行の記録を残すまでの流れです。手順書にすると、氏名の誤記や二重発行、再発行の際に記録が見つからない事態を防げます。
この手順書の範囲
- 目的
- 修了証を正しい内容で発行し、後からの照会や再発行に台帳ですぐ答えられるようにします。
- 範囲
- 修了判定の確定から、修了証の送付、再発行・照会への対応までです。
- 始まるきっかけ
- 修了判定が確定したとき
- 頻度・量の目安
- 講座ごと・受講者10〜200名
- 使う書類・システム
- 修了判定の結果、受講者管理台帳(氏名の表記・生年月日)、修了証の書式、修了証番号の採番ルール
担当と役割
運営担当
修了証の作成、送付、台帳の記録
講座の運営責任者
記載内容の承認、押印・電子署名
受付担当
再発行・照会の受付
手順(10ステップ)
1. 修了判定が確定しているか確かめる
受講者管理台帳で、修了と判定された受講者だけを抽出します。
- 確かめること
- 判定が保留の受講者を含めない。
- できあがるもの
- 発行対象の一覧
- 確認運営担当・目安 1名1分
2. 氏名の表記を確かめる
申込時の氏名の漢字・ふりがな・旧字体を確かめます。
- 確かめること
- 旧字体や外字は、受講者に表記を確かめる。
- できあがるもの
- 表記の確認記録
3. 修了証番号を振る
講座コード・年度・連番などの採番ルールで番号を振ります。
- 確かめること
- 同じ番号が二重に振られていない。
- できあがるもの
- 修了証番号
4. 修了証を作る
氏名、講座名、修了日、時間数、修了証番号、発行者を差し込みます。
- 確かめること
- 台帳の内容から差し込み、手入力しない。
- できあがるもの
- 修了証
- 照合運営担当・目安 1名1分
5. 修了証と台帳を照合する
氏名・講座名・修了日・番号を、作成した修了証と台帳で照合します。
- 確かめること
- 別の担当者が照合する。
- できあがるもの
- 照合の記録
- 承認講座の運営責任者・目安 15分
6. 発行を承認し、押印または電子署名をする
発行対象の一覧と修了証の見本を確かめます。
- 確かめること
- 電子で発行する場合は、改ざんを防ぐ形式(電子署名つきの PDF など)にする。
- できあがるもの
- 承認済みの修了証
7. 修了証を送る
郵送または電子で送り、送付日を記録します。
- 確かめること
- 法人申込の場合、送り先(受講者本人か担当者か)を申込時の指定どおりにする。
- できあがるもの
- 送付の記録
8. 台帳に発行日と番号を入れる
修了証番号、発行日、送付先を受講者管理台帳に入れます。
- 確かめること
- 台帳の発行件数と、作成した修了証の枚数が一致している。
- できあがるもの
- 更新済みの台帳
- 再発行受付担当・目安 15分
9. 再発行の依頼を受け付ける
本人確認をしてから、台帳の記録をもとに再発行します。
- 確かめること
- 再発行であることがわかるように、再発行日を記載し、台帳に記録する。
- できあがるもの
- 再発行の記録
- 照会受付担当・目安 10分
10. 第三者からの修了の照会に対応する
勤務先などからの照会には、本人の同意を確かめてから回答します。
- 確かめること
- 同意のない照会には回答しない。
- できあがるもの
- 照会の記録
締めのチェックリスト
- 修了と判定された受講者だけを対象にした
- 氏名の表記を確かめた
- 修了証番号が重複していない
- 台帳から差し込んで作成した
- 別の担当者が照合した
- 責任者が承認した
- 送り先が申込時の指定どおりである
- 台帳に番号と発行日を入れた
- 再発行の記録を残した
- 照会には本人の同意を確かめた
よくあるミスと防ぎ方
氏名の誤記
手入力で作ると誤字が出ます。台帳から差し込み、別の担当者が照合します。
番号の二重採番
複数の担当者が別々に番号を振ると重複します。採番は台帳で一元管理します。
再発行の際に記録が見つからない
数年後の再発行の依頼に、台帳の記録がないと応えられません。発行の記録を台帳に残し、保存期間を決めます。
測っておきたい指標
- 修了判定から修了証の送付までの日数
- 修了証の誤記・再作成の件数
- 再発行の対応日数
関係する法令・規格
個人情報保護法
修了の事実の第三者への回答(本人の同意)と、台帳の安全管理に関わります。
無料ダウンロード
業務手順書テンプレート集(教育・研修・10業務)
- 「修了証の発行」を含む10業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
- 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
- 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます
フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます
10手順のうち5つは、自動化の候補です
よくある質問
- 修了証は電子で発行してもよいですか。
- 法令で紙が求められている場合を除き、電子で発行できます。改ざんを防ぐため、電子署名つきの PDF などで発行し、台帳で照会できるようにします。
- 再発行の手数料を取ってもよいですか。
- 取る場合は、受講規約などで事前に金額を示しておきます。
- 修了証の記録は何年残せばよいですか。
- 資格の更新や助成金の手続きで後から必要になることがあるため、講座の性質に合わせて保存期間を決めます。