AI-OCR ジンベイ GenOCR/保険料控除証明書の読み取り
保険料控除証明書OCR|保険会社ごとに違う書式を、年末調整の項目にデータ化
保険料控除証明書は、保険会社の数だけ書式があります。1枚に複数の契約が載り、証明額と12月までの申告額が並ぶため、転記の取り違えが起きやすい帳票です。ジンベイ GenOCRは項目名の意味を理解して読み取るため、書式が違ってもテンプレート設定なしで年末調整に使う項目を取り出せます。
保険料控除証明書OCRとは
保険料控除証明書OCRとは、保険会社から届く生命保険料・地震保険料の控除証明書から、保険の種類・新旧制度の区分・証明額・申告額を読み取り、年末調整の入力に使えるデータにする仕組みです。
保険料控除証明書のデータ化でよくある課題
保険会社ごとに書式が違い、テンプレートが追いつかない
生命保険・地震保険・共済で様式が異なり、同じ会社でも年によって変わります。書式ごとに読み取り位置を設定する方式では、繁忙期の前に準備が終わりません。
証明額と申告額、新制度と旧制度を取り違える
1枚の中に「証明日までの払込額」と「12月までの申告額」が並び、一般・介護医療・個人年金の区分や新旧制度の別もあります。どの数値を入力するかの判断に時間がかかります。
印鑑や折り目が文字に重なっている
ハガキ形式の証明書は折り目や押印が金額・日付にかかりやすく、読み取れない箇所を1枚ずつ目で確認することになります。
保険料控除証明書OCRの出力サンプル
保険料控除証明書1枚から、次のような項目と値を取り出します。出力する項目と名前はプロンプトで決められ、CSVまたはAPIで受け取れます。
| 項目 | 読み取り結果の例 | 人が確かめたい所 |
|---|---|---|
| 保険会社 | 見本生命保険株式会社 | |
| 契約者 | 見本 太郎 | |
| 証券番号 | 1234-567890 | |
| 保険の種類(区分) | 一般生命保険料 | |
| 新制度・旧制度 | 新制度 | |
| 契約日 | 2015-06-01 | |
| 証明額(10月末までの払込額) | 124,800 | 確認 |
| 申告額(12月までの払込予定額) | 149,760 | 確認 |
| 証券番号 | 区分 | 新旧 | 証明額 | 申告額 |
|---|---|---|---|---|
| 1234-567890 | 一般生命保険料 | 新 | 124,800 | 149,760 |
| 2345-678901 | 介護医療保険料 | 新 | 30,000 | 36,000 |
| 0987-654321 | 個人年金保険料 | 旧 | 100,000 | 120,000 |
※ 値はすべて架空の例です。「確認」は、手書き・かすれ・押印の重なりなどで信頼度が下がりやすい欄の例です。実際にどの欄の信頼度が低かったかは、信頼度のハイライトで示されます。
読み取る項目と、人が確かめる所
抽出できる主な項目
保険料控除証明書読み取りにおけるジンベイ GenOCRの強み
保険会社ごとの設定なしで読み取り
生成AIが帳票の意味を理解して項目を取り出すため、保険会社や年ごとに書式が違っても、事前のテンプレート設定は不要です。
「12月までに支払う保険料」を区別して抽出
契約日や払込の記載を文脈で読み分け、証明額と申告額を別の項目として出力します。1枚に複数の契約がある証明書も、契約ごとに分けて取り出せます。
CSVで出力し、年末調整の入力へつなぐ
読み取り結果はCSVで出力でき、年末調整システムや会計ソフトへの取り込みに使えます。抽出する項目はプロンプトで指定できます。
人が確かめる所
ジンベイ GenOCRは、読み取った値ごとに抽出箇所と信頼度をハイライトできます(有料オプション)。確認するのは色の付いた所だけです。保険料控除証明書では、次の所が確認の対象になりやすくなります。
証明額と申告額の取り違え
1枚に2つの金額が並ぶため、抽出箇所のハイライトでどちらの欄から取った値かを確かめます。
押印や折り目が重なった数字
ハガキ形式の証明書は、押印や折り目が金額にかかることがあります。信頼度の低い数字を原本と見比べます。
読み取ったあとの照合・突合
保険料控除証明書は、読み取ったあとに別のデータと照らし合わせて初めて業務に使えます。ジンベイ GenOCRでは、マスタ連携と突合AIエージェント機能でこの確認を自動にできます。
申告書との突合
従業員が書いた保険料控除申告書の金額・区分と、証明書を突き合わせます。
区分ごとの合計
一般・介護医療・個人年金・地震の区分と新旧ごとに合計し、控除額の計算に渡します。
自社マスタのコードへのそろえ方はマスタ連携、データと書類の突き合わせは突合AIエージェント機能をご覧ください。人が見る項目の絞り方はAI-OCRの確認作業を減らすで説明しています。
生命保険料控除の3区分と、新制度・旧制度
生命保険料控除は、一般の生命保険料・介護医療保険料・個人年金保険料の3つに分かれ、それぞれに上限があります。さらに、平成24年1月1日以後に結んだ契約(新契約)と、平成23年12月31日以前に結んだ契約(旧契約)で、控除の計算が違います。
旧契約には介護医療保険料の区分がなく、旧契約の医療保険などの保険料は旧生命保険料として扱われます。控除額の合計は最高12万円です。令和8年分以降は、23歳未満の扶養親族がいる場合、新生命保険料の上限が6万円になります。
| 区分 | 新契約(平成24年1月1日以後) | 旧契約(平成23年12月31日以前) |
|---|---|---|
| 一般の生命保険料 | 40,000円(令和8年分以降、23歳未満の扶養親族がいる場合は60,000円) | 50,000円 |
| 介護医療保険料 | 40,000円 | 区分なし(旧生命保険料として扱う) |
| 個人年金保険料 | 40,000円 | 50,000円 |
※ 3つの区分の控除額の合計は、新旧あわせて最高120,000円です。新契約と旧契約の両方がある場合の計算や、控除額の計算式は国税庁の資料で確かめてください。
新制度・旧制度を読み分けて、区分ごとに出力する
控除証明書には、多くの場合「新・旧」や「一般・介護医療・個人年金」の区分が書かれていますが、書き方や位置は保険会社ごとに違います。区分の記載が小さかったり、契約日からしか判断できなかったりする証明書もあります。
ジンベイ GenOCRは、区分の記載と契約日を文脈で読み分け、上の出力例のように契約ごとに区分・新旧・証明額・申告額を分けて出力します。新旧の両方がある人の控除額の計算は、年末調整システムで行う前提です。
区分の記載が読み取れなかった契約は空欄のまま残るため、担当者はその契約だけを確かめます。
電子的控除証明書(XML)と紙の証明書の使い分け
令和2年分の年末調整から、生命保険料控除・地震保険料控除などの控除証明書を、電子データで勤務先に出せるようになりました。従業員は保険会社のサイトやマイナポータル連携で控除証明書のデータを取得し、国税庁の年末調整控除申告書作成用ソフトウェア(年調ソフト)などで申告書を作ります。
電子データで出してもらえる分は、読み取りの必要がありません。一方で、紙の証明書で出す従業員が残っている会社では、紙の分だけを手で入力することになります。ジンベイ GenOCRは、この紙で届く分を読み取り、電子データと同じ項目にそろえるために使います。
| 電子的控除証明書(XMLのデータ) | 紙の控除証明書 | |
|---|---|---|
| 届き方 | 従業員が保険会社のサイトやマイナポータル連携で取得し、申告書のデータとあわせて提出 | 保険会社からハガキなどで届き、申告書に添付して提出 |
| 会社側の入力 | 年調ソフトや給与システムがデータを取り込む | 担当者が金額・区分を入力する |
| ジンベイ GenOCRの出番 | 不要 | 読み取って、区分・新旧・証明額・申告額をCSVで出力 |
※ 電子データの受け取りは、会社が使う給与システム・年末調整システムの対応によります。
年末調整の書類をまとめて読み取る
年末調整では、保険料控除証明書のほかに、扶養控除等申告書・保険料控除申告書・中途入社の人の前職の源泉徴収票などが一度に集まります。ジンベイ GenOCRは書類ごとの設定を使わないため、同じ仕組みで続けて読み取れます。
集めた申告書は、提出期限の属する年の翌年1月10日の翌日から7年間、会社が保存します(所得税法施行規則第76条の3)。紙で保管しつつ、読み取ったデータで検索できるようにしておくと、問い合わせのときに探しやすくなります。
保険料控除証明書OCRの精度と、その条件
ジンベイ GenOCRの読み取り精度99%は、クラウド版で、異なる100フォーマットを1つの設定でOCRした導入企業での検証結果です(同じ条件で、他社大手AI-OCR製品は約60%)。保険料控除証明書専用に測った数字ではありません。
精度は、帳票の状態(かすれ・手書きのクセ・解像度)や、読み取る項目の決め方によって変わります。2週間・100件までの無料トライアルで、実際の保険料控除証明書を使って確かめてください。
社内だけで動かすオンプレミス版は、手書き帳票130枚・7,660項目を項目単位の完全一致で採点した検証で、商用AI 4モデルすべてを読み取り精度で上回りました。測り方と結果は手書き帳票のベンチマーク記事にまとめています。
料金の目安
保険料控除証明書の読み取りに専用の料金はなく、ジンベイ GenOCRのプランで読み取ったページ数で使います。マスタ連携とAPI連携はLiteプランから使えます。
| プラン | 年額(年間契約) | 月額払い | 年間の読み取り枠 | 初期費用 | 枠の追加(1ページ) | 信頼度・抽出箇所のハイライト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Lite | ¥300,000 | ¥35,000 | 6,000ページ | ¥0 | ¥60 | 各¥150,000/年 |
| Standard | ¥960,000 | ¥100,000 | 60,000ページ | ¥200,000 | ¥20 | 各¥480,000/年 |
| Enterprise | ¥1,920,000 | ¥200,000 | 180,000ページ | ¥200,000 | ¥15 | 各¥960,000/年 |
※ 価格はすべて税抜です。枠の追加は1,000ページ単位です。ワークフロー・権限管理はStandard以上で使えます。社内だけで動かすオンプレミス版の料金は別です。料金プランの詳細を見る
保険料控除証明書の読み取りに関するよくある質問
保険会社によって書式が違っても読み取れますか?
読み取れます。ジンベイ GenOCRは書式ごとのテンプレート設定を必要としないため、複数の保険会社の証明書が混ざっていてもそのまま処理できます。
印鑑が文字に重なっている証明書にも対応できますか?
対応できます。押印やかすれが金額・日付にかかっている箇所も読み取りの対象です。信頼度・抽出箇所のハイライト(有料オプション)を使うと、気になる箇所だけを目で確かめる運用ができます。
保険料控除申告書(従業員が記入する用紙)も読み取れますか?
読み取れます。手書きで記入された「給与所得者の保険料控除申告書」にも対応しており、証明書とあわせて年末調整の確認・入力作業に使えます。
年末調整システムや会計ソフトに取り込めますか?
CSVで出力できるため、CSV取り込みに対応したシステムへ連携できます。APIも提供しています。
繁忙期だけ大量に処理したいのですが。
ご利用いただけます。読み取り枠は年間で設定されるため、年末調整の時期に処理が集中する使い方にも向いています。まずは実際の証明書を使った無料トライアルでお試しください。
電子的控除証明書(XML)があれば、OCRは要りませんか?
電子データで出してもらえる分は、読み取りの必要はありません。紙の証明書で出す従業員が残っている場合に、その紙の分だけをジンベイ GenOCRで読み取り、電子データと同じ項目にそろえる使い方です。
生命保険料控除の新制度・旧制度を読み分けられますか?
読み分けられます。証明書に書かれた区分と契約日を文脈で読み、一般・介護医療・個人年金の区分と新旧を契約ごとに分けて出力します。区分が読み取れなかった契約は空欄で残るため、その契約だけを確かめます。
最終更新:
保険料控除証明書に関連するテンプレート
記入例つきのExcelテンプレートを無料でダウンロードできます。
帳票ごとの使い方をまとめた資料

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