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IT・受託開発10手順Excel 無料

脆弱性対応・パッチ適用の業務手順書テンプレート(受託開発・情報システム)

OS・ソフトウェア・機器の脆弱性情報を集め、自社への影響と緊急度を判断し、検証してから更新プログラムを適用する流れです。手順書にすると、重要な脆弱性の見落としや、適用漏れの端末が残ることを防げます。

この手順書の範囲

目的
脆弱性情報の確認と適用を定例化し、緊急のものは決めた期限内に対応できるようにします。
範囲
脆弱性情報の収集から、適用状況の確認と記録までです。
始まるきっかけ
毎週の定例確認、およびメーカーや公的機関から緊急の脆弱性情報が出たとき
頻度・量の目安
毎週1回・月の定例更新と緊急対応が月0〜3件
使う書類・システム
メーカーのセキュリティ情報、公的機関の脆弱性情報(JVN、IPA の注意喚起など)、IT資産管理台帳(OS・ソフトの版)、端末管理ツールの適用状況

担当と役割

  • 情報システム担当

    情報の収集、影響の確認、検証、適用

  • システム管理責任者

    緊急度の判定、停止を伴う適用の承認

  • 業務担当

    検証環境での業務確認

手順(10ステップ)

  1. 収集情報システム担当・目安 週1回・30分自動化の候補:転記・画面操作

    1. 脆弱性情報を集める

    メーカーのセキュリティ情報、JVN、IPA・JPCERT/CC の注意喚起を確かめます。

    確かめること
    自社で使う製品の一覧(IT資産管理台帳)と照らして確かめる。
    できあがるもの
    収集した情報の一覧
  2. 影響確認情報システム担当・目安 30分自動化の候補:台帳・承認

    2. 自社で該当する機器とソフトを洗い出す

    台帳と端末管理ツールで、該当する製品と版を使っている機器を洗い出します。

    確かめること
    インターネットに公開している機器(VPN 装置・Web サーバー)を優先して確かめる。
    できあがるもの
    該当機器の一覧
  3. 判定システム管理責任者・目安 15分

    3. 緊急度を判定する

    深刻度の評価、悪用の有無、インターネットからの到達性、扱うデータで判定します。

    確かめること
    悪用が確認されている外部公開機器は、最優先(例: 72時間以内)とする。
    できあがるもの
    緊急度の判定
  4. 回避策情報システム担当・目安 案件による

    4. すぐに適用できない場合の回避策を取る

    メーカーが示す回避策(機能の無効化、アクセスの制限)を行います。

    確かめること
    回避策を取った日と内容を記録する。
    できあがるもの
    回避策の記録
  5. 検証情報システム担当・目安 半日

    5. 検証環境または一部の端末で更新を試す

    更新後に業務システムが動くかを確かめます。

    確かめること
    業務で使う主要なシステムの動作を確かめる項目を決めておく。
    できあがるもの
    検証の記録
  6. 検証業務担当・目安 30分

    6. 業務システムが正しく動くか確かめる

    主な操作を行い、問題がないか報告します。

    確かめること
    問題があれば、情報システム担当がメーカーの情報を確かめる。
    できあがるもの
    業務確認の記録
  7. 承認システム管理責任者・目安 10分

    7. 停止を伴う適用の日時を承認する

    サーバーの再起動などで業務が止まる場合、日時と利用者への連絡を承認します。

    確かめること
    緊急のものは業務時間中でも適用する判断基準を決めておく。
    できあがるもの
    承認の記録
  8. 適用情報システム担当・目安 案件による自動化の候補:転記・画面操作

    8. 更新プログラムを適用する

    端末管理ツールで配信し、サーバーや機器は手順に沿って適用します。

    確かめること
    適用前にサーバー・機器の設定を保存しておく。
    できあがるもの
    適用の記録
  9. 確認情報システム担当・目安 30分自動化の候補:台帳・承認

    9. 適用状況を確かめる

    端末管理ツールで未適用の端末を洗い出し、利用者に再起動などを依頼します。

    確かめること
    決めた期限(例: 定例更新は2週間)を過ぎた未適用端末は上長に連絡する。
    できあがるもの
    適用状況の一覧
  10. 記録情報システム担当・目安 15分自動化の候補:台帳・承認

    10. 対応の記録を残す

    脆弱性ごとに、該当機器、判定、回避策、適用日、未適用の残りを記録します。

    確かめること
    サポートが終わった製品は、入れ替えの計画を記録する。
    できあがるもの
    対応記録

締めのチェックリスト

  • 自社で使う製品の脆弱性情報を週1回確かめた
  • 該当する機器とソフトを洗い出した
  • 外部公開機器を優先して確かめた
  • 緊急度を判定した
  • すぐ適用できないものに回避策を取った
  • 検証で業務システムの動作を確かめた
  • 適用前に設定を保存した
  • 未適用の端末を洗い出し、連絡した
  • サポート終了の製品の入れ替え計画がある
  • 対応の記録を残した

よくあるミスと防ぎ方

VPN 装置などのネットワーク機器を忘れる

PC の更新に目が向き、外部公開機器の更新が遅れることがあります。外部公開機器を台帳で分けて管理し、最優先で確かめます。

未適用の端末を放置する

長期間電源を入れていない PC や持ち出し端末に更新が届きません。端末管理ツールで未適用の一覧を出し、期限を決めて追います。

サポート終了の製品を使い続ける

更新プログラムが出なくなり、脆弱性を直せません。サポート終了日を台帳に入れ、入れ替えを計画します。

測っておきたい指標

  • 緊急の脆弱性の対応日数(判定から適用まで)
  • 定例更新の期限内適用率
  • サポート終了製品の台数

関係する法令・規格

  • 個人情報保護法

    個人データを扱う機器の脆弱性への対策など、技術的安全管理措置に関わります。

  • サイバーセキュリティ基本法

    事業者がサイバーセキュリティの確保に自主的・積極的に努めることを定めています。

無料ダウンロード

業務手順書テンプレート集(IT・受託開発・10業務)

  • 「脆弱性対応・パッチ適用」を含む10業務の手順書を、1業務1シートで書き換えられるExcel
  • 手順ごとに担当・確かめること・できあがるもの・目安時間の列。自社のやり方に合わせて行を足せます
  • 締めのチェックリストと改訂履歴のシートつき。A4横で印刷できます

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます

10手順のうち5つは、自動化の候補です

ジンベイ GenRPA

システムへの転記や画面操作の自動化

  • 手順1:脆弱性情報を集める
  • 手順8:更新プログラムを適用する
ジンベイ GenRPAを見る →

ジンベイ GenApp

台帳・申請・承認の仕組み化

  • 手順2:自社で該当する機器とソフトを洗い出す
  • 手順9:適用状況を確かめる
  • 手順10:対応の記録を残す
ジンベイ GenAppを見る →

よくある質問

どこの脆弱性情報を見ればよいですか。
使っている製品のメーカーのセキュリティ情報、JVN(Japan Vulnerability Notes)、IPA・JPCERT/CC の注意喚起を確かめます。
更新で業務システムが動かなくなるのが心配です。
検証環境や一部の端末で先に試し、業務の主な操作を確かめてから全体に配信します。問題があれば回避策を取りながら、メーカーの情報を待ちます。
緊急度はどう判定しますか。
深刻度の評価に加えて、悪用されているか、インターネットから到達できるか、重要なデータを扱うかで判定します。