展示会後の架電は、見込み度の高い順に、会期の翌営業日から始めます。トークは「ブースで話したことの確認」から入り、課題を1つ深掘りして、次の約束を日時まで決めて終えます。電話の前に、ブースで聞いた話が手元にあるかどうかで、会話の質が大きく変わります。
電話する順番を決める
展示会のあとは、限られた人数で多くのリードに電話します。全員を名刺の順にかけるのではなく、見込み度と相手の立場で順番を決めます。
| 順番 | 相手 | 電話の目的 |
| 1 | A:検討が進んでいる・導入の時期が決まっている | 商談・デモの日程を決める |
| 2 | B のうち、決裁に関わる立場の人 | 課題と検討の進め方を聞き、商談につなげる |
| 3 | B のうち、情報を集めている担当者 | 資料が届いたかの確認と、相談の受付 |
| 4 | C:資料だけ欲しい人 | 電話はせず、メールで資料を送る。反応があれば電話する |
A の人は、会期当日に商談の日程まで決められれば、電話そのものが要りません。ブースでその場で日程を押さえるのが一番早い方法です。
見込み度の決め方は、展示会リードのランク付けのページにまとめています。
電話の前に手元にそろえるもの
展示会後の電話が「先日はありがとうございました。何かご興味は……」で止まるのは、ブースで何を話したかが手元にないからです。電話をかける前に、次の4つをそろえます。
- 名刺の情報:会社名・氏名・部署・役職・電話番号。
- ブースで聞いた話:課題、関心を持った製品、導入の時期、予算の有無。
- 接客した人:誰が話したか。電話する人と違う場合は、話した人のメモを読んでおきます。
- 過去のやりとり:以前に商談や問い合わせがあった会社かどうか。既存の顧客に新規の挨拶をしないためです。
トークの組み立て
台本を丸ごと読むより、5つの段階だけ決めておき、ブースで聞いた話を差し込む形が使いやすくなります。
| 段階 | 話すこと | 例 |
| 1. 名乗り | 会社名・名前と、どの展示会で会ったか | 「〇〇展でブースにお立ち寄りいただいた、株式会社〇〇の〇〇です」 |
| 2. 確認 | ブースで話した内容を短く言い、合っているか聞く | 「〇〇の作業に時間がかかっているとお聞きしましたが、合っていますか」 |
| 3. 深掘り | 課題を1つに絞り、今のやり方と困りごとを聞く | 「今はどなたが、どのくらいの頻度でされていますか」 |
| 4. 提案 | 課題に合う次の一歩を1つだけ出す | 「同じ作業をしている会社の進め方を、30分でご説明できます」 |
| 5. 約束 | 日時まで決める。決まらなければ、次に連絡する日を決める | 「〇日の午前と〇日の午後では、どちらがご都合よいですか」 |
2の確認で相手の記憶がよみがえると、その後の会話が続きます。逆にここで話がかみ合わないと、電話はすぐ終わってしまいます。
不在・断られたときの進め方
展示会の直後は、相手も出張明けで不在のことがあります。何回・どの間隔でかけるかを、チームで先に決めておきます。
- 不在のとき:折り返しを頼むより、こちらから改めてかける日時を伝えます。同じ日にメールも送り、電話した旨を書きます。
- 「今は検討していない」と言われたとき:検討の時期と、それまでに知りたい情報を聞き、次に連絡する時期をCRMに残します。
- 担当が違うと言われたとき:担当の部署と名前を聞き、紹介してもらえるかを尋ねます。
CRMに残す項目
電話の結果は、次にかける人が読んで分かる形で残します。最低限、次の項目をそろえます。
| 項目 | 入れる内容 |
| 結果 | 商談化・資料送付・再連絡・対象外 など、選択肢で入れる |
| 聞いた課題 | 電話で新しく分かったこと |
| 次の行動と期限 | 次に何を、いつまでにするか |
| 展示会の名前 | どの展示会から来たリードか。費用対効果を出すときに使う |
ジンベイ GenLeadについて
ジンベイ GenLeadは、名刺と手書きのヒアリングシートを読み取り、接客中の会話を書き起こしてヒアリング項目へ振り分け、HubSpot・Salesforceへ当日中に同期します。翌営業日の電話の前に、ブースで聞いた話がCRMにそろいます。
ブースで社名を2〜3文字入れるとCRMの過去の商談が出るので、既存の顧客かどうかも接客中に分かります。株式会社ロゼッタでは、外部のOCRで3〜5日かかっていた名刺のデータ化をブースで済ませ、架電までのリードタイムを約1週間縮めました(導入事例)。