AI-OCR ジンベイ GenOCR/読み取り指示の書き方

誤読は、指示を1行足して直す。

ジンベイ GenOCRは、テンプレートの代わりに日本語の読み取り指示で項目を決めます。書き方と、よくある誤読の直し方をまとめました。

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[項目入力]と[直接入力]の違い

書き方は2つあり、読み取りに使われるのは選んでいる方だけです。

[項目入力]

出したい列が決まっているとき

  • 「概要」と「項目一覧」を入力します
  • 各項目に「項目名」「項目詳細」「選択肢」を書けます(最大50項目)
  • 項目名がそのまま列名になり、ほかの列は出ません

基幹システムやExcelに取り込む帳票は、こちらがおすすめです。

[直接入力]

まず試したい・列を決めきれないとき

  • 文章で自由に書きます(最大6,000文字)
  • 見本の帳票から指示文を作る[帳票から自動生成]が使えます
  • 列はAIが決めるため、帳票によって変わることがあります

読めるかを確かめてから、項目入力に移すと進めやすくなります。

良い読み取り指示の6つのコツ

1

書類の種類を書く

「取引先から届く注文書です」のように、何の帳票かを最初に書きます。

2

項目を具体的に並べる

「日付」ではなく「注文日」「納期」のように、帳票上の呼び名に近い名前で並べます。

3

値の形式を指定する

「YYYY/MM/DD」「カンマなしの半角数字」のように、出してほしい形を書きます。

4

似た項目の違いを書く

「発注No と 注文No はどちらも注文番号として扱う」のように、迷いそうな所を先に決めます。

5

値がないときの扱いを書く

「記載がなければ空欄」と書くと、AIが推測で埋めるのを防げます。

6

試して直す

数枚で読み取り、違っていた項目の「項目詳細」に書き足して、もう一度試します。

[項目入力]で書いた例(注文書)

項目名項目詳細選択肢
注文日形式は YYYY/MM/DD。記載がなければ空欄
注文番号「発注No」「注文No」と書かれた欄の値
品名明細の1行ごとに読む。二重線で消された値は読まない
数量カンマなしの半角数字
配送方法丸で囲まれたものを選ぶ宅配,チャーター,引取

「概要」には「取引先から届く注文書。明細は1行を1件として読む」のように書きます。項目詳細は[AIで指示を改善]で下書きできます。

よくある誤読と、直し方

多くは、指示を書き足すか、[高度な設定]を1つ変えるだけで直ります。

数字を読み違える(1と7、0と6など)
[高度な設定]の「高解像解析」をオンにし、「項目詳細」に桁数や形式を書きます。手書きや小さい文字で効きます。
二重線で消した値を読んでしまう
「二重線や打ち消し線で消された値は読まず、訂正後の値を読む」と、その項目の「項目詳細」に書きます。
似た選択肢を取り違える・表記がばらつく
「選択肢」にカンマ区切りで候補を入れると、その値以外は返さなくなります。丸囲みやチェック欄の項目にも使えます。
列が抜ける・帳票によって列が変わる
[項目入力]に切り替えます。定義した項目だけが、決めた順番で必ず出るようになります。
複数ページで1件なのに、ページごとに分かれる
「PDF解析単位」を[全ページ一括]にします。逆に1ページに1件の書類は[1ページずつ]にします。
FAXやスキャンが横向き・逆さま
「自動回転補正」をオンにすると、90度・180度・270度の向きを直してから読みます。
取引先名や品名の書き方がそろわない
読み取りのあとに「データ加工」で表記をそろえるか、「マスタ補完」で自社マスタの正式名称とコードに置き換えます。
合計が明細と合わない
計算はAIに任せず、明細と合計をそれぞれ読み取って、Excelや基幹システムの側で突き合わせます。

指示で減らせない偶発的な誤りは、信頼度のハイライトで人が見る項目を絞って見つけます。FAXやスマホの写真は読みにくい書類の読ませ方、長いPDFは長いPDF・複数の書類の読ませ方、表記をコードにそろえるならマスタ連携をご覧ください。

指示文は、AIに下書きさせられます

[帳票から自動生成]
見本の帳票を読ませると、指示文を作ります([直接入力]のとき)。
[AIで指示を作成]
「請求書の取引先・金額・明細を読みたい」のような文章から、概要と項目一覧を作ります。
[AIで指示を改善]
項目ごとに、読み違えを防ぐ「項目詳細」を書き足します。

設定そのものを任せたい場合は、設定代行つきのサクセスプログラム(20万円・1か月・税抜)をご利用ください。料金の数え方

読み取り指示について、よくあるご質問

[直接入力]と[項目入力]の違いは何ですか?

[直接入力]は文章で自由に書く方法で、列はAIが決めます。[項目入力]は項目を1つずつ定義する方法で、定義した項目だけが決まった順番で出ます。

どちらのほうが精度が高いですか?

読み取る力は同じです。列をそろえて取り込みたい帳票では、出力がぶれない[項目入力]のほうが扱いやすくなります。

読み取り指示を書くのが難しそうです。

見本の帳票から指示文を作る[帳票から自動生成]や、文章から項目一覧を作る[AIで指示を作成]が使えます。設定を任せたい場合は、設定代行つきのサクセスプログラムもあります。

取引先ごとに様式が違っても、同じ指示で読めますか?

読めます。帳票の位置ではなく項目の意味で読むため、取り出す項目が同じなら様式が違っても同じ指示が使えます。

指示を直せば、誤りはゼロになりますか?

ゼロにはなりません。指示で減らせない偶発的な誤りは、信頼度のハイライトで人が見る項目を絞って見つけます。

一度書いた指示は、APIやスマホでも使えますか?

使えます。プロジェクトに保存した指示と設定が、画面のジョブ・スマホでの読み取り・API・ワークフローの初期値になります。

最終更新:

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