記入例
Excel の「記入例」シートと同じ内容です。当てはまるものに ✓ を付け、文章の欄と表を埋めて使います。
是正処置報告書CORRECTIVE ACTION REPORT
| 報告書番号Report No. | CAR-2611-003 | 作成日Date | 2026/11/12 |
|---|---|---|---|
| 関連する不適合報告書Related NCR | NCR-2611-007 | 提出先Submitted to | 社内(品質会議) |
| 品名Part Name | 制御盤取付ブラケット | 品番Part No. | BR-3307 |
| 担当部署Department | 製造1課・品質保証課 | 回答期限Due Date | 2026/11/20 |
不適合の内容 Nonconformance
塗装後の取付穴 φ6.6 +0.2/0 が φ6.52〜6.58 となり、ロット L261104-01 の300個中42個が不適合(工程内検査で発見、流出なし)。
発生原因 Root Cause (Occurrence)
塗装治具のマスキングピン(差し込み式)が搬送の振動で1本外れ、その穴に塗膜が付いた。
流出原因 Root Cause (Detection)
塗装前にマスキングピンの数と状態を確かめる手順がなく、塗装後の抜取検査まで気づけなかった。
なぜなぜ分析(発生) 5 Whys
| No. | なぜ | 答え |
|---|---|---|
| 1 | なぜ穴が小さくなったか | 穴の中に塗膜(60〜100 µm)が付いた |
| 2 | なぜ穴の中に塗膜が付いたか | その穴のマスキングピンが外れていた |
| 3 | なぜピンが外れたか | 差し込み式で、搬送の振動で抜けた |
| 4 | なぜ差し込み式のままだったか | 治具の点検項目にピンの保持力がなかった |
| 5 | なぜ点検項目になかったか | 治具を作ったときに抜けを想定していなかった |
対策 Actions
| 区分 | 対策の内容 | 担当 | 期限 | 完了日 |
|---|---|---|---|---|
| 発生 | マスキングピンを差し込み式からねじ止め式に変更(治具3台) | 高橋 | 2026/11/15 | 2026/11/14 |
| 発生 | 治具の日常点検にピンの数と緩みの確認を追加 | 高橋 | 2026/11/15 | 2026/11/14 |
| 流出 | 塗装前にピンの数を確かめるチェック欄を作業記録に追加 | 鈴木 | 2026/11/15 | 2026/11/13 |
水平展開 Horizontal Deployment
同じ型の治具を使う品番(BR-3308・BR-3410・MK-0921)の治具3台も、同日にねじ止め式へ変更した。
効果の確認 Effectiveness Check
対策後の3ロット(900個)を全数ピンゲージで検査し、不適合ゼロを確認(2026-11-18〜11-26)。以後は抜取検査に戻す。
- 有効
- 継続して観察
- 再対策が必要
標準化(手順書・点検表の改訂) Standardization
塗装作業手順書 WI-PA-012 を改訂(第4版)、治具点検表 CL-JG-003 にピンの確認を追加。
| 作成Prepared by | 確認Checked by | 承認Approved by |
|---|---|---|
| 鈴木 | 高橋 | 佐藤 |
このテンプレートでできること
- 発生原因と流出原因を分けて書ける
- なぜなぜ分析の表(5段)つき
- 対策を発生・流出に分け、担当・期限・完了日を管理
- 水平展開・効果の確認・標準化まで1枚で完結
- なぜなぜ分析の進め方の早見表つき
- A4縦の印刷設定。記入例と空欄のシートの両方入り
こんな方におすすめ
- お客様から是正処置報告書(対策書)の提出を求められた方
- 不適合の原因を「作業者の不注意」で終わらせず、仕組みで再発を防ぎたい方
- ISO 9001 の是正処置の記録を整えたい方
シートの構成
- 使い方
- ✓ の付け方・文章の欄の書き方
- 記入例
- 塗装治具のマスキング漏れによる穴径不足の是正処置
- 是正処置報告書
- 空欄の書式。1件ごとにコピーして使う
- なぜなぜ分析の進め方
- 掘り下げ方のコツと、よくある失敗
項目と書き方
| 項目 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 関連する不適合報告書 | 元になった不適合報告書・クレームの番号 | NCR-2611-007 |
| 発生原因 | なぜ不適合品ができたか | マスキングピンの脱落 |
| 流出原因 | なぜ検査で止められなかったか(工程内で止めた場合は、なぜ早く気づけなかったか) | 塗装前にピンの数を確かめる手順がなかった |
| なぜなぜ分析 | 「なぜ」を繰り返し、仕組みで直せる原因までたどる | なぜ1〜なぜ5 |
| 対策 | 発生対策・流出対策を分け、担当と期限を決める | ピンの差し込み式をねじ止め式に変更 |
| 水平展開 | 同じ原因が起こりうる他の品番・工程・拠点への展開 | 同じ治具を使う3品番 |
| 効果の確認 | いつ・何で・どれだけ確かめるか | 対策後3ロット、全数ピンゲージで不適合ゼロ |
作るときの注意
01
原因を「人」で終わらせない
「作業者の確認不足」は原因ではなく結果です。なぜ確認できなかったのか(手順がない・見えにくい・時間がない)まで掘り下げ、仕組みで直せる原因にします。
02
発生原因と流出原因を分ける
作ってしまった原因と、見逃した原因は別です。両方に対策を立てると、再発しても外に出ません。
03
対策には担当と期限を付ける
対策ごとに担当者・期限・完了日を書き、完了したかを追いかけます。
04
効果を確かめてから閉じる
対策した後、決めた期間や数で不適合が出ないことを確かめてから完了にします(ISO 9001 10.2 の「有効性のレビュー」)。
項目の根拠にした規格
- ISO 9001:2015 10.2 不適合及び是正処置(原因の明確化・処置・有効性のレビュー)
手作業を減らすなら
GenApp
不適合から是正処置まで、システムで追いかける
不適合の起票・処置・是正処置・効果の確認までを1つにまとめ、期限が近づくと担当者に知らせます。30分のデモで、品質の記録をシステムにしてお見せします。
デモを予約するよくある質問
なぜなぜ分析は何回「なぜ」を繰り返せばよいですか?
回数に決まりはありません。対策を打てる原因(仕組み・手順・設備)にたどり着くまで繰り返します。5回はあくまで目安です。
お客様指定の書式(8D レポートなど)があるときは?
お客様指定の書式が優先です。このテンプレートの項目は 8D の流れとも重なるので、社内の検討や下書きに使えます。
水平展開はどこまでやればよいですか?
同じ原因が起こりうる範囲(同じ設備・治具・工程・材料・作業者)を洗い出し、優先度の高いところから展開します。
1件で欄が足りないときは?
文章の欄は行の高さを広げて書けます。表の行が足りないときは、行をコピーして挿入するか、別紙に書いて「別紙参照」と書きます。
フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます




