記入例
Excel の「記入例」シートと同じ内容です。グレーの列は自動で計算され、すぐ確かめる行は赤、期限の近い行は黄色で表示されます。
取引記録台帳(取適法7条)
1行1取引。受領日から支払期日の上限(受領日を1日目として60日目)を出し、支払期日が超えていないかを確かめます。
委託事業者株式会社△△工業
作成部署購買課
件数5
60日超1
支払遅れ1
| 中小受託事業者(名称・番号) | 製造委託等をした日 | 給付の内容 | 受領する期日 | 受領した給付の内容 | 受領日 | 検査完了日 | 検査結果 | 不合格品の取扱い | 変更・やり直しの内容と理由 | 代金の額(円) | 支払期日 | 支払期日の上限 | 支払期日の確認 | 増減額とその理由 | 支払額(円) | 支払日 | 支払方法 | 支払の遅れ(日) | 遅延利息の目安(円) | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| △△製作所(V-1032) | 2026/09/01 | 制御盤取付ブラケット 300個 | 2026/09/30 | 同左 300個 | 2026/09/30 | 2026/10/03 | 合格 | 555,000 | 2026/11/15 | 2026/11/28 | 60日以内 | 555,000 | 2026/11/13 | 銀行振込 | 0 | 0 | ||||
| △△化成(V-1045) | 2026/09/05 | 操作パネルカバー 1,000個 | 2026/10/10 | 同左 1,000個 | 2026/10/09 | 2026/10/14 | 合格 | 420,000 | 2026/11/30 | 2026/12/07 | 60日以内 | 420,000 | 2026/11/30 | 銀行振込 | 0 | 0 | ||||
| △△軽合金(V-1051) | 2026/09/12 | ポンプハウジング 400個 | 2026/10/31 | 同左 400個 | 2026/10/31 | 2026/11/05 | 一部不合格 | 外観不良 12個を手直しのうえ受入(費用は受託側負担で合意) | 1,440,000 | 2027/01/15 | 2026/12/29 | 60日超 | 銀行振込 | 支払期日が上限を超えている。12/31 に見直す | ||||||
| △△設計事務所(V-1060) | 2026/09/20 | 治具の設計(図面3枚) | 2026/10/20 | 図面3枚(PDF・CAD) | 2026/10/20 | 2026/10/24 | 合格 | 治具の取付穴を追加(当社の仕様変更) | 292,000 | 2026/11/30 | 2026/12/18 | 60日以内 | +12,000円(仕様変更による追加作業) | 292,000 | 2026/12/05 | 銀行振込 | 5 | 584 | 支払処理の遅れ。遅延利息を併せて支払 | |
| △△運輸(V-1077) | 2026/10/01 | 製品の運送(〇〇工業向け・10月分) | 2026/10/31 | 運送 22回 | 2026/10/31 | 検査なし | 96,000 | 2026/11/30 | 2026/12/29 | 60日以内 | 銀行振込 | 特定運送委託 |
このテンプレートでできること
- 取適法7条・記録に関する規則1条の主な事項を列に
- 受領日から、支払期日の上限(60日目)を自動で計算
- 支払期日が上限を超えていると「60日超」と赤で表示
- 支払の遅れ日数と遅延利息(年14.6%)を自動で計算
- 検査結果・不合格品の取扱い・変更とやり直しの理由の欄つき
- 記録事項と列の対応表、保存の決まりの早見表つき
こんな方におすすめ
- 委託事業者として、取適法の取引の記録を作る必要がある方
- 旧下請法の5条書類を Excel で管理していて、取適法に合わせて見直したい方
- 支払期日が60日を超えていないかを確かめたい方
シートの構成
- 使い方
- 入力する列・自動で計算する列の見分け方と手順
- 記入例
- 5件分。支払期日の60日超・支払遅れの例を含む
- 取引記録台帳
- 空欄の台帳(100行)
- 記録事項と保存
- 記録する事項と列の対応、保存の決まり
項目と書き方
| 項目 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| 中小受託事業者 | 商号・名称、または識別できる番号 | △△製作所(V-1032) |
| 受領日 | 給付を受領した日(役務は提供を受けた日) | 2026/12/10 |
| 支払期日の上限 | 自動。受領日を1日目として60日目 | 2027/02/07 |
| 支払期日の確認 | 自動。定めた支払期日が上限以前なら「60日以内」、後なら「60日超」 | 60日以内 |
| 支払の遅れ・遅延利息 | 自動。支払日が支払期日より後なら、遅れた日数と年14.6%の遅延利息(円未満切り捨て) | 5日・1,097円 |
| 増減額とその理由 | 代金の額を変えたときは、増減額と理由を書く | 仕様変更により +12,000円 |
作るときの注意
01
事実が起きたら、すぐに記録する
記録は、事実が生じたら速やかに、中小受託事業者別に作ります(記録に関する規則2条)。月末にまとめて書くと、受領日や検査の日を取り違えます。
02
保存は2年
記録は、記載すべき事項をすべて記載した日から2年間保存します(同規則3条)。
03
電子で保存するなら検索できるように
電磁的記録で保存する場合は、訂正・削除の履歴が確かめられ、画面表示と印刷ができ、中小受託事業者名と発注日の範囲で検索できる必要があります(同規則2条3項)。Excel だけでは訂正の履歴が残らない点に注意します。
04
支払期日は受領日から60日以内
支払期日は受領日から起算して60日以内で定めます。過ぎて支払ったときは、受領日から60日を経過した日から年14.6%の遅延利息を払います(取適法6条)。台帳の遅延利息は、支払期日からの遅れ日数で計算した目安です。
項目の根拠にした規格
- 中小受託取引適正化法 3条・6条・7条 支払期日・遅延利息・書類等の作成及び保存(2026年1月1日施行)
- 書類等の作成及び保存に関する規則(令和7年公正取引委員会規則第10号) 記録事項(1条)・記録の方法(2条)・保存期間2年(3条)
- 遅延利息の率を定める規則(令和7年公正取引委員会規則第9号) 年14.6%
よくある質問
この台帳だけで取適法の記録は足りますか?
主な記録事項を列にしています。金融機関・電子記録債権・金銭以外の支払手段・原材料等の有償支給・遅延利息の支払・未定事項がある取引では、それぞれ決められた事項も記録します(早見表を参照)。列を足すか、別の書類に分けて関係がわかるようにします。
記録は事項ごとに別の書類でもよいですか?
事項ごとに別の書類に分けて記録してもかまいません。その場合は書類どうしの関係がわかるようにします(記録に関する規則1条3項)。
遅延利息の計算は正確ですか?
台帳では、定めた支払期日から実際の支払日までの日数で目安を出しています。法律上の遅延利息は、受領日から60日を経過した日から支払日までの期間で計算します。
Excel での電子保存で問題ありませんか?
電磁的記録で保存するには、訂正・削除の履歴の確認や検索の要件があります。要件を満たす仕組み(業務システムなど)での保存を検討してください。
フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます




