jinbay
金融・保険申込・審査帳票

融資の稟議書テンプレート(法人向け・記入例つき)

銀行・信用金庫などで、法人向けの融資を起案する稟議書のExcelテンプレートです。取引先の概要、申込の内容(科目・金額・期間・金利・返済方法)、資金使途、返済原資、3期の業績の推移、借入の状況とシェア、保全、保証についての説明、担当者と支店長の所見、決裁欄をA4縦の1枚にまとめました。記入例は、製造業の設備資金(架空)で、簡易キャッシュフローと年間返済額の比べ方まで書いています。

別の呼び方: 融資稟議/貸出稟議書/稟議書 銀行 融資/与信稟議書

融資の稟議書とは?
銀行・信用金庫などで、取引先への融資を決裁者に諮るために、申込の内容・資金使途・返済原資・業績・保全などをまとめる行内の書類です。様式は各金融機関が決めます。
何を書きますか?
取引先の概要、科目・金額・期間・金利・返済方法、資金使途、返済原資、3期の業績、借入の状況、保全と保証についての説明、担当者と支店長の所見、決裁欄を書きます。
形式
Excel・PDF
用紙
A4縦
更新日
2026.10.27
版
v1.0
無料でダウンロード
融資の稟議書テンプレート(法人向け・記入例つき)の記入例

記入例

Excel の「記入例」シートと同じ内容です。当てはまるものに ✓ を付け、文章の欄と表を埋めて使います。

融資稟議書Loan Approval Request

稟議番号No.R-2611-0087起案日Date2026/11/16
店名Branch△△支店担当者Prepared by山田
取引先名Borrower株式会社△△精密業種Industry金属部品の切削加工(航空機・半導体装置向け)
所在地Address△△県△△市△△町3-4-5(本社工場)
代表者Representative代表取締役 見本 一郎(架空)設立・資本金Founded / Capital1988年・3,000万円
従業員数Employees68名取引開始Customer Since1995年(メイン)
債務者区分Classification正常先決裁権限Authority本部(審査部)
決裁希望日Requested by2026/11/30
案件の区分Type
  • 新規
  • 増額
  • 継続(折返し)
  • 条件変更
  • 借換え・肩代わり
  • その他

申込の内容 Loan Request

科目金額(万円)期間(か月)金利返済方法実行予定日
証書貸付5,00084年1.85%(固定)元金均等・毎月 59.5万円2026/12/10
資金使途Purpose
  • 経常運転資金
  • 増加運転資金
  • 季節・賞与・納税資金
  • 設備資金
  • 借換え
  • その他

資金使途の内容(何に・いくら・いつ) Use of Funds

5軸マシニングセンタ 1台の購入(△△機械株式会社の見積 5,280万円・税込)。うち 280万円は自己資金。2027年2月に稼働し、航空機部品の新規の受注(年1.2億円の見込み・発注の内示書あり)に対応する。

返済原資 Source of Repayment

本業の利益と減価償却費で返す。直近期の当期純利益 3,800万円+減価償却費 4,200万円= 8,000万円に対し、既存の借入の年間返済 4,800万円と本件の 714万円の合計 5,514万円で、約1.45倍。設備の稼働後に見込む利益の増加は、返済原資に入れずに見ている。

業績の推移(万円) Financial Results

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益減価償却費純資産
2024年3月期108,5004,9004,6003,0003,90041,200
2025年3月期116,2005,6005,3003,5004,10044,700
2026年3月期126,0006,2005,8003,8004,20048,500

借入の状況(万円・本件の前) Existing Borrowings

金融機関残高年間返済保全シェア
当行18,0002,000根抵当権(本社工場)45%
△△信用金庫12,0001,600信用保証協会30%
政府系金融機関10,0001,200無担保25%
合計40,0004,800本件後の当行 51%

保全 Collateral

種類内容評価額(万円)順位・極度額備考
不動産(根抵当権)本社工場の土地・建物(△△市△△町)28,000第1順位・極度 3億円既存の担保
保全の計本件後の当行の貸出 23,000万円28,000保全率 約122%行内の評価
保証Guarantee
  • 経営者保証なし
  • 経営者保証あり
  • 信用保証協会
  • その他の保証

保証についての説明(経営者保証を求めるときは、足りない点と解除の条件) Guarantee Explanation

法人と経営者の資産・経理が分かれており、純資産 4.85億円の財務基盤と、決算書・月次の試算表の定期の提出があることから、経営者保証は求めない。代表者に説明し、面談の記録に残した(11/12)。

担当者の所見(良い点・懸念・手当て) Officer's Opinion

3期続けて増収増益で、純資産も増えている。新規の受注は発注の内示書で裏付けがある。懸念は、売上の約35%を占める装置メーカー1社への依存と、新しい設備の立ち上げの遅れ。稼働の状況と受注の実績を、半年ごとの試算表と面談で確かめる。

役席・支店長の所見 Manager's Opinion

返済原資と保全は十分。メインとしてシェアを保つ意味もあり、応需したい。実行後は見積書どおりの支払と設備の設置を確かめること。

添付資料Attachments
  • 決算書(3期分)
  • 試算表
  • 設備の見積書
  • 資金繰り表
  • 事業計画書
  • 受注の資料

決裁の権限と回付の順は、行内の規程に従う。

担当Officer役席Supervisor支店長Branch Mgr.審査部Credit Dept.決裁Approved
山田鈴木田中高橋佐藤

このテンプレートでできること

  • 案件の概要・資金使途・返済原資・保全・所見・決裁欄を A4縦の1枚に
  • 3期の業績の推移と、金融機関ごとの借入の残高・年間返済・シェアの表つき
  • 経営者保証を求める・求めないの理由を書く欄つき(監督指針の説明と記録に対応)
  • 案件の区分・資金使途・保証・添付資料は ✓ で選ぶだけ
  • 製造業の設備資金の記入例(返済原資の計算・保全率まで)
  • 返済余力・保全率などの計算式と、稟議で確かめる点の早見表つき

こんな方におすすめ

  • 銀行・信用金庫・信用組合の営業店で、法人向けの融資の稟議を書く方
  • 稟議書の書き方を新しい担当者に教える、役席・支店長の方
  • 金融機関の稟議の見られ方を知って、借入の申込みの準備をしたい企業の財務の方

シートの構成

使い方
書く順番と、例文の置き換え方
記入例
製造業の法人の設備資金 5,000万円の稟議の例(架空)
融資稟議書
空欄の書式。案件ごとにコピーして使う
計算式と確かめる点
返済余力・保全率などの計算と、稟議で確かめる点

項目と書き方

項目書き方例
取引先の概要登記の内容と同じ商号・代表者・所在地。業種・設立・資本金・従業員数・取引開始を書く株式会社△△精密・金属部品の切削加工・1988年設立
申込の内容科目・金額(万円)・期間(か月)・金利・返済方法・実行予定日を表に書く証書貸付・5,000・84・年1.85%(固定)・元金均等
資金使途区分に ✓ を付け、何に・いくら使うかを見積書などで確かめて書く設備資金・5軸マシニングセンタ 1台(見積 5,280万円)
返済原資何で返すかを数字で。設備資金なら当期純利益+減価償却費と、年間返済額の合計を比べる8,000万円 ÷ 5,514万円 ≒ 1.45倍
保全・保証担保の種類・評価額・順位を表に書く。保証は ✓ を付け、経営者保証を求める・求めない理由を書く本社工場の根抵当権(第1順位)・経営者保証なし
所見担当者は良い点と懸念と対応を、役席・支店長は判断と条件を書く受注の増加の裏付けあり。懸念は特定先への依存

作るときの注意

  1. 01

    資金使途は証拠で確かめる

    設備資金は見積書、運転資金は資金繰り表や受注の資料で、金額と時期を確かめて書きます。使途どおりに使われたかも、実行後に確かめます。

  2. 02

    返済原資は増える見込みに頼らない

    設備の効果で増える利益は、計画どおりにいかないことがあります。記入例のように、今の利益で返せるかを先に示し、増える分は上乗せとして書きます。

  3. 03

    経営者保証の理由と説明を残す

    監督指針は、保証契約を結ぶ場合に、どの部分が十分でないために保証が必要か、どう改善すれば変更・解除の可能性が高まるかを説明し、その結果を記録する態勢を求めています。

  4. 04

    所見には懸念と手当てを書く

    良い点だけの所見は、決裁者が判断しにくくなります。懸念を1つ以上挙げ、それにどう手当てするか(条件・モニタリング)を書きます。

項目の根拠にした規格

手作業を減らすなら

GenApp

稟議の起案から決裁までを、システムにする

取引先の情報・決算の数字・借入の状況を引き継いで稟議を起案し、権限に応じた回付と決裁、実行後の確認までを1つの画面で管理します。30分のデモで、融資の稟議をシステムにしてお見せします。

デモを予約する

GenOCR

決算書・申告書を、AIで稟議のデータに

決算書・確定申告書・納税証明書などから、科目と金額を読み取ってデータにします。業績の推移の表に写す手間が減ります。

審査書類の読み取りを見る

この業務をGenAppで動かしている例:申込受付 →

よくある質問

行内の様式があるときにも使えますか?

行内の様式があればそちらを使ってください。このテンプレートは、項目の抜けを確かめるときや、新しい担当者に書き方を教えるときの見本として使えます。

運転資金の稟議にも使えますか?

使えます。資金使途に ✓ を付け、資金使途の内容に、売上債権・在庫・仕入債務から出した必要額と、返済原資(運転資金の回収など)を書きます。

返済余力は何倍あればよいですか?

一律の基準はありません。業種・設備の耐用年数・ほかの借入の状況で変わるので、行内の基準に従ってください。記入例の1.45倍は例です。

決算書の数字を写す手間を減らしたいです。

決算書・申告書を AI-OCR で読み取ると、科目と金額をそのままデータにでき、業績の推移の表に写す手間が減ります。

フォームを送信すると、すぐにダウンロードできます