サポートが終わる版と、その日付
NTTアドバンステクノロジのライフサイクルポリシー(2026年9月1日付)では、各版のサポート期限は次のとおりです。
| 版 | 販売 | サポート |
|---|---|---|
| 7.7.0 | 販売中(2026年9月1日から) | サポート中。終了日は次の版が出るまで決まらない |
| 7.6.1 | 販売終了 | 2027年8月31日まで |
| 7.6.0 | 販売終了 | 特別対応として、7.6.1と同じ2027年8月31日まで |
| 7.5以前 | 販売終了 | 表に載っておらず、メーカーサポートの対象外 |
ポリシーでは、新しいマイナー版が出ると、前の版の販売とサポートはそのリリース日の1年後に終わります。7.7の次の版が出れば、7.7にも同じように期限が付きます。
サポートが終わると、何が起きるか
WinActorの公式FAQでは、サポートが終わった版にはアップデートや修正版が出なくなり、メーカーへの問い合わせも受け付けられないとされています。すぐに動かなくなるわけではありません。ただ、OSやブラウザ、業務システムの画面が変わったときに、直してもらう手段がなくなります。
OSにも期限があります。WinActorは、MicrosoftがWindowsのサポートを終えた時点で、そのWindows上でのサポートを終えます(拡張セキュリティ更新を適用している場合は継続)。Windows 10のサポートは2025年10月14日に終わっているため、Windows 10のPCで動かしている場合は、あわせて確認が必要です。
2027年8月までにやること
- 棚卸しをする。WinActorを入れたPCの台数、各PCの版、ライセンスの種類(フル機能版・実行版、AI連携ライセンスの有無)、動いているシナリオの本数と担当者を一覧にします。
- OSを確かめる。各PCのWindowsの版と、サポートの状況を確かめます。PCの入れ替えが要るなら、WinActorの版の判断と同じ時期にまとめます。
- 7.7で動作を確かめる。7.3以降からは7.7へオンラインでアップデートできます。アップデータとバージョンアップの情報は販売店から届きます。シナリオは読み込めますが、公式FAQでは移行後の動作確認を勧めています。
- AI連携ライセンスの利用回数を見る。AI連携ライセンスは2026年10月から、生成AIへの問い合わせ回数に上限が設けられます。数えるのはトークン数ではなく問い合わせた回数です。上限値はまだ公表されていません。
- バージョンアップと乗り換えを並べて比べる。動作確認にはどちらも手間がかかります。同じ検証期間に両方を試すと、判断の材料がそろいます。
7.7のリリースノートにある注意点
- ブラウザ拡張機能が7.7向けに新しくなっており、入れ直しが必要
- 7.6.1でAI連携ライセンスを使っていた場合も、初回起動時にAI連携ライセンスサーバの設定が必要
- 生成AIでPythonにしたライブラリは、正しく動く保証がない
バージョンアップと乗り換えの比べ方
どちらがよいかは、シナリオの本数と、AIをどこで使いたいかで変わります。比べるときの観点は次のとおりです。
| 観点 | 7.7へのバージョンアップ | 別のRPAへの乗り換え |
|---|---|---|
| シナリオ | そのまま読み込める。動作確認と、タイミングの調整が要ることがある | 取り込めるかは製品による。作り直しか、変換して確認 |
| 操作の覚え直し | ほぼ要らない | 要る |
| 次の期限 | 次のマイナー版が出た1年後 | 製品のサポート方針による |
| AIの使い方 | AI連携ライセンスで、問い合わせ回数に上限 | 製品による(実行のたびにAIを呼ぶか、呼ばないか) |
| 確かめる方法 | 販売店から7.7を入手して、検証用PCで動かす | シナリオを預けて、変換できる割合を測ってもらう |
シナリオが少なく、今のRPAで困っていなければ、バージョンアップがいちばん手間の少ない選択です。画面が変わるたびにシナリオが止まる、作れる人が限られている、AIの利用回数が読めない、といった困りごとがあるなら、この機会に乗り換えも比べる価値があります。
乗り換えを比べる場合
ジンベイのAIエージェント型RPA「GenWorker」は、WinActorのシナリオを取り込んでフローに変換し、そのまま変換できた手順・確認が必要な手順・作り直しが必要な手順の件数をレポートします。受注入力のサンプルシナリオ(18手順)では、そのまま変換が14、確認が必要が4、作り直しが必要が0でした(2026年9月28日に当社で実測)。
決まった手順は、AIを呼ばずに動きます。AIを使う部分も、同梱のローカルLLMで社内だけで動かせるため、実行の回数でAIの費用は増えません。取り込める形式と変換できない処理は、WinActorからの乗り換えのページにまとめています。お使いのシナリオで変換できる割合は、無償の移行診断で測ってお返しします。
WinActor® は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。この記事は2026年10月21日時点の公開情報をもとにしています。期限や条件は、販売店とメーカーの最新の案内で確かめてください。