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AI導入調達帳票

生成AIのRFP(提案依頼書)テンプレート

生成AIを使ったシステムの開発や導入支援を、複数の会社に提案してもらうためのRFP(提案依頼書)のExcelテンプレートです。背景・目的・対象業務、機能・精度・セキュリティ・データの扱い・運用保守の要件、体制、スケジュール、費用の出し方、評価基準と配点、提出物までを1つにまとめます。デジタル庁の生成AIの調達ガイドラインのチェック項目を参考にした要件の例と早見表つきです。

形式
Excel(.xlsx)
用紙
A4縦
更新日
2026.10.26
版
v1.0
無料でダウンロード
生成AIのRFP(提案依頼書)テンプレートの記入例

記入例

Excel の「記入例」シートと同じ内容です。当てはまるものに ✓ を付け、文章の欄と表を埋めて使います。

生成AIシステム 提案依頼書(RFP)REQUEST FOR PROPOSAL

案件名Project見積依頼(図面・仕様書)の読み取りと、見積の下書きを作る生成AIシステムの開発
発注者Client株式会社△△製作所発行日Date of Issue2026/11/09
問い合わせ窓口Contact情報システム部 田中質問の締切Q&A Due2026/11/20
提案の締切Proposal Due2026/12/11提案の説明Presentation2026/12/18
選定結果の通知Notification2026/12/25契約の形Contract Type段階ごとに契約
提出先・形式Submission問い合わせ窓口に電子メールで送る(PDF・Excel、1通10MB以内)

背景 Background

当社は産業機械の部品を受注生産している。お客様からの見積依頼は月120件で、図面と仕様書を読んで材質・寸法・加工内容を拾い、見積の下書きを作るのに1件平均90分かかる。読める人が3名に限られ、回答まで平均5営業日かかっている。

目的 Objectives

見積依頼の図面・仕様書から必要な項目を生成AIで読み取り、見積の下書きを自動で作る。担当者は下書きを確かめて直す形にし、回答までの日数を2営業日以内にする。

対象の業務 Target Operations

業務件数いまの時間AIに任せる範囲
図面・仕様書の読み取り月120件1件40分品名・材質・寸法・数量・表面処理・公差を拾う
過去の類似品の検索月120件1件20分似た部品の過去の見積を探して並べる
見積の下書き月120件1件30分工程と時間の案を作る。金額の決定は人が行う

機能の要件 Functional Requirements

No.要件区分備考
1PDF・画像の図面と仕様書を読み、決めた項目を表にする必須手書きの追記あり
2読み取った値の根拠(図面のどこか)を画面に示す必須
3過去の見積(約8,000件)から類似品を探す必須過去データは提供する
4担当者が直した内容を記録し、次の読み取りに生かす任意
5販売管理システムに見積の下書きを登録する任意CSVでの取り込みも可

精度・性能の要件 Accuracy & Performance

指標目標値測り方区分
項目の読み取りの正解率95%以上当社が渡す評価用50件で、項目ごとに完全一致で採点必須
公差・表面処理の見逃し0件評価用50件の中で、図面にある指示を全部拾えたか必須
1件の処理時間5分以内図面を登録してから下書きが出るまで任意

セキュリティ・データの扱いの要件 Security & Data Handling

項目要件区分
学習への利用入力した図面・データを、AIモデルの学習に使わない必須
保存場所・期間データは日本国内で保存・処理する。保存期間と削除の方法を示す必須
アクセス管理利用者ごとのID・権限。退職者のIDを止められる必須
ログ誰がいつ何を入力・出力したかを1年以上残し、当社が見られる必須
誤った出力への対策根拠の表示・人の確認の手順など、誤りを見つける仕組みを示す必須
インシデント対応情報漏えい・誤作動のとき、当社への連絡の期限と原因の調査に要る情報の提供必須
モデルの更新使うAIモデルを変えるときは事前に知らせ、精度を測り直す必須
データの引き渡し契約終了時に、データ・設定・指示文を当社に引き渡す任意

運用保守の要件 Operation & Maintenance

項目要件区分
問い合わせ平日9時〜18時。メールと電話で受け付ける必須
稼働時間平日8時〜20時に使える。計画停止は5営業日前に知らせる必須
精度の見直し3か月ごとに精度を測り、報告する任意
提案に含める工程Scope of Work
  • 事前検証(PoC)
  • 要件定義
  • 設計・開発
  • テスト・受け入れ支援
  • 利用者への説明
  • 運用・保守

体制(提案に書いてほしいこと) Team

責任者と主な担当者の役割・経験、生成AIの開発の実績(業種・業務・規模)、再委託の有無と委託先。当社の窓口は情報システム部 田中、業務の担当は営業技術課。

スケジュール(予定) Schedule

時期すること
2027年1月〜2月事前検証(PoC)。精度の要件を満たすかを測り、本開発の見積りを確定する
2027年3月〜6月要件定義・設計・開発・テスト
2027年7月営業技術課で使い始める(3か月は並行して手作業でも確認)

費用の出し方 Pricing

事前検証・開発(初期)・運用保守(月額)・AIの利用料(従量)に分けて出す。AIの利用料は月120件・1件あたり図面2枚で試算し、件数が倍になったときの額も書く。追加の費用がかかる条件を明記する。消費税は別に書く。

評価基準と配点 Evaluation Criteria

評価項目見るところ配点
業務の理解・提案の中身課題をとらえ、AIと人の分担が現実的か25
精度の検証の進め方評価用データでの測り方・判定基準・見送る判断の示し方20
セキュリティ・データの扱い要件への回答・国内での処理・ログ・インシデント対応20
体制・実績似た業務の実績・担当者の経験・問い合わせの体制15
費用総額と月々の費用・件数が増えたときの費用・追加費用の条件20
合計100

提出物 Deliverables of Proposal

提出物内容形式
提案書進め方・システム構成・体制・スケジュール・実績PDF
見積書「費用の出し方」の区分ごと(税抜・税込)PDF
要件への回答表機能・精度・セキュリティ・運用保守の各行に、対応の可否と方法Excel
会社の情報会社概要・情報セキュリティの認証の有無PDF

提案書の内容は選定のためだけに使い、選ばれなかった提案は返却または削除する。

作成Prepared by確認Checked by承認Approved by
田中鈴木佐藤

このテンプレートでできること

  • 背景から提出物まで、RFPに要る項目を1つの書式にそろえる
  • 精度の要件を「目標値と測り方」で書き、提案を同じ物差しで比べる
  • 学習への利用・保存場所・ログ・インシデント対応など、生成AI特有の要件の例つき
  • 費用は段階(事前検証・開発・運用・AIの利用料)に分けて出してもらう
  • 評価基準と配点(合計100点)を先に示せる
  • デジタル庁の調達チェックシートの項目の早見表つき

こんな方におすすめ

  • 生成AIのシステム開発・導入支援を、複数の会社に見積もってもらいたい方
  • 提案の中身がばらばらで、比べられなかった経験のある情報システム・DX推進の方
  • セキュリティやデータの扱いの要件を、何から書けばいいか迷っている方

シートの構成

使い方
書く順番と、提案を比べやすくするコツ
記入例
見積依頼(図面・仕様書)を読み、見積の下書きを作る生成AIシステムの提案依頼の例
生成AIシステム 提案依頼書(RFP)
空欄の書式。案件ごとにコピーして使う
要件の早見表
デジタル庁の調達チェックシート・契約チェックシートの項目と、RFPでの書き方

項目と書き方

項目書き方例
背景・目的いまの課題と、システムで何を変えたいか。数字を入れる見積依頼が月120件。1件の見積の下書きに平均90分
精度・性能の要件指標・目標値・測り方。測り方まで書くと、提案を同じ条件で比べられる評価用50件で、品名・材質・数量の読み取りの正解率95%以上
セキュリティ・データの扱い学習への利用・保存場所・保存期間・ログ・インシデント対応など入力したデータをAIの学習に使わない
費用の出し方段階ごとに分け、AIの利用料は前提の件数で試算してもらう事前検証・開発・運用(月額)・AIの利用料(月120件で試算)
評価基準と配点評価項目・見るところ・配点。合計100点で先に示すセキュリティ・データの扱い 20点
提出物提案書・見積書・セキュリティの回答など、形式と締切要件への回答表(Excel)

作るときの注意

  1. 01

    精度は測り方まで書く

    「高精度」とだけ書くと、各社が別の条件で数字を出します。評価用のデータと採点の決め方を示し、同じ条件で答えてもらいます。

  2. 02

    費用は段階ごとに分けてもらう

    事前検証・開発・運用・AIの利用料を分けてもらうと、総額と月々の費用を比べられます。AIの利用料は前提の件数を示して試算してもらいます。

  3. 03

    要件は必須と任意に分ける

    全部を必須にすると、提案が高く、各社の違いも見えにくくなります。どうしても外せないものだけを必須にします。

  4. 04

    配点は提案を受ける前に決める

    評価基準と配点をRFPに書いておくと、選定の理由を社内に説明しやすくなります。各社への説明も公平になります。

項目の根拠にした規格

  • デジタル庁「行政の進化と革新のための生成AIの調達・利活用に係るガイドライン」 別添の調達チェックシート(ガバナンス・開発運用プロセス・生成AIシステムの要件)と契約チェックシート(インプット・アウトプット・成果物・インシデント時の取り決め)
  • 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」 AIの開発者・提供者・利用者が共通して取り組むこと。調達チェックシートでも遵守を求めている
  • IPA「非機能要求グレード」 可用性・性能・拡張性・運用保守性・移行性・セキュリティなど、非機能要件の項目の整理

手作業を減らすなら

受託サービス

要件が固まらないなら、まず事前検証から

貴社のデータで精度・速さ・費用を測り、本開発の要件と見積りを確定させます。RFPに書く目標値の根拠になります。

PoC開発を見る

受託サービス

要件定義から、エンジニアが入って進める

業務の担当者と話しながら、要件の整理・試作・本番の運用までをエンジニアが一緒に進めます。

FDEを見る

よくある質問

RFPとRFI・見積依頼は何が違いますか?

RFIは各社の製品や実績の情報を集めるための依頼、RFPは要件を示して提案と見積りを出してもらう依頼です。要件が固まっていないときは、RFIや事前検証から始めます。

精度の要件を決められないときは?

RFPで「事前検証(PoC)で測ってから本開発の見積りを確定する」と段階を分けて依頼します。事前検証の判定基準だけをRFPに書きます。

何社に出せばいいですか?

比べるには3社前後が目安です。多すぎると、評価と各社への説明に時間がかかります。

公共の調達でも使えますか?

項目の考え方は参考になりますが、公共の調達は各府省・自治体の規程と、デジタル庁のガイドラインに従ってください。

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