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卸売・商社与信台帳

与信枠の管理表テンプレート(卸売・商社/保証金・信用保険の保全と出荷前の確認つき)

卸売・商社が、得意先ごとの与信枠を出荷の前に確かめるためのExcelテンプレートです。売掛残高・受取手形と電子記録債権・受注残に今回の出荷の金額を足して与信の総額を出し、預り保証金と取引信用保険でまかなえる分を引いた正味の与信で、与信枠に対する使用率を計算します。枠を超える出荷は「承認が要る」(赤)、80%以上は黄色で知らせ、帳合・直送などの取引の形と見直しの期限も1行にまとめます。

別の呼び方: 与信枠 管理表/与信限度額 管理表 卸売/与信台帳/正味与信 管理/出荷前 与信チェック

与信枠とは?
得意先ごとに、掛け(後払い)で売ってよい金額の上限として社内で決めた額です。法令の定めはなく、与信管理規程などで決めます。
正味の与信とは?
売掛残高・手形・受注残・今回の出荷を足した与信の総額から、預り保証金や取引信用保険でまかなえる分を引いた、自社が実際に負う額です。このテンプレートはこれを与信枠と比べます。
形式
Excel・PDF
用紙
A4横
更新日
2026.10.27
版
v1.0
無料でダウンロード
与信枠の管理表テンプレート(卸売・商社/保証金・信用保険の保全と出荷前の確認つき)の記入例

記入例

Excel の「記入例」シートと同じ内容です。グレーの列は自動で計算され、すぐ確かめる行は赤、期限の近い行は黄色で表示されます。

与信枠管理表

正味の与信=(売掛残高+手形・電子記録債権+受注残+今回の出荷)−(預り保証金+信用保険)。正味が枠を超えると「承認が要る」(赤)、80%以上は黄色。

基準日2026/11/04

管理部署営業管理課

残高の時点2026年10月末

得意先数7

承認が要る2

80%以上(超過を含む)3

見直し期限切れ1

得意先コード得意先与信ランク取引の形決済条件与信枠(円)売掛残高(円)受取手形・電子記録債権(円)受注残(円)今回の出荷(円)与信の総額(円)預り保証金(円)信用保険の保全額(円)正味の与信(円)使用率(%)空き枠(円)80%の確認出荷の可否入金遅れ対応前回の見直し日見直し周期(か月)次回の見直し期限見直しの状態担当備考
T-001△△フードサービスA混在月末締め翌月末 振込8,000,0002,350,0000640,000193,3543,183,354003,183,35439.84,816,646枠内出荷可なし通常どおり2026/04/15122027/04/15有効佐藤新店の注文 J-2611-0142(税込)
T-014△△ホテルズB直取引(自社倉庫)20日締め翌々月10日 振込5,000,0003,120,0000480,000660,0004,260,000004,260,00085.2740,00080%以上出荷可なし通常どおり2025/11/20122026/11/20期限間近山田使用率 85%。年末の宴会シーズンで増える。見直しで枠の引上げを検討
T-031△△チェーン本部A帳合(商社経由)月末締め翌月末 電子記録債権6,000,0002,980,0003,000,00001,200,0007,180,0001,000,00006,180,000103.0-180,00080%以上承認が要るなし上長の承認で出荷2026/06/30122027/06/30有効佐藤帳合で間に入る取引。電子記録債権の期日(12/31)までは与信。今回の出荷で正味が枠を 180,000円超える。部長の承認済み
T-022△△商店C直取引(自社倉庫)月末締め翌月末 振込800,000690,00000120,000810,000300,0000510,00063.7290,000枠内出荷可あり(続く)入金を確認してから出荷2026/01/1062026/07/10期限切れ鈴木保証金を引くと枠内だが、8月から入金が遅れている。10月分の入金を確かめてから出荷。見直しも期限切れ
T-045△△給食B直送が中心月末締め翌月末 振込4,000,0003,600,0000900,00004,500,00002,000,0002,500,00062.51,500,000枠内出荷可なし通常どおり2026/08/01122027/08/01有効山田取引信用保険(支払限度 200万円)。メーカー直送が中心で、仕入先への支払は翌月20日
T-052△△リゾートC直取引(自社倉庫)月末締め翌月末 振込1,500,000820,0000380,000450,0001,650,000001,650,000110.0-150,00080%以上承認が要るあり(1回)前受け・保証金の追加2026/05/1562026/11/15期限間近鈴木今回の出荷で枠を 150,000円超える。超える分を前受けにするよう交渉中
T-060△△弁当B直取引(自社倉庫)15日締め当月末 振込2,000,000540,0000120,0000660,00000660,00033.01,340,000枠内出荷可なし通常どおり2026/03/31122027/03/31有効高橋

このテンプレートでできること

  • 売掛残高+手形・電子記録債権+受注残+今回の出荷で、与信の総額を自動で計算
  • 預り保証金と信用保険の保全額を引いた、正味の与信を自動で計算
  • 正味の与信が枠を超える出荷は「承認が要る」と赤で表示
  • 使用率と空き枠を自動で計算し、80%以上は黄色で表示
  • 帳合(商社経由)・直送などの取引の形と、入金遅れの有無を残せる
  • 前回の見直し日と周期から、次の見直し期限と状態を自動で表示

こんな方におすすめ

  • 大口の注文や直送の出荷の前に、得意先の与信枠を確かめたい卸売・商社の営業・営業事務の方
  • 保証金を預かっている得意先や、取引信用保険をかけている得意先の与信を正しく見たい審査・経理の方
  • 帳合で間に入る取引の与信も、自社の取引と同じ表で見たい方

シートの構成

使い方
入力する列・自動で計算する列の見分け方と手順
記入例
得意先7社分。承認が要る出荷・80%以上・保全で収まる例・入金遅れ・見直しの期限切れを含む
与信枠管理表
空欄の台帳(100行)。1行1社で入れ、出荷の前に「今回の出荷」を入れて確かめる
与信と保全の早見表
与信の総額・保全・正味の与信の考え方と、卸売で気を付ける取引

項目と書き方

項目書き方例
取引の形自社の倉庫から出す直取引か、物は直送か、帳合(商社として伝票だけ間に入る)か帳合(商社経由)
与信枠(円)社内で承認した、保全を除いて売ってよい金額の上限6,000,000
今回の出荷(円)これから出荷・直送する注文の金額(税込)。受注残に入れていない分1,200,000
与信の総額自動。売掛残高+受取手形・電子記録債権+受注残+今回の出荷7,180,000
預り保証金・信用保険預かっている保証金と、取引信用保険で支払われる上限の額。ないときは 0 を入れる1,000,000・0
正味の与信・使用率・今回の出荷自動。総額 − 保証金 − 信用保険 と、正味 ÷ 枠 × 100。正味が枠を超えると「承認が要る」6,180,000・103.0・承認が要る
見直し期限・状態自動。前回の見直し日に周期(か月)を足した日。30日以内で黄色、過ぎたら赤2026/11/20・期限間近

作るときの注意

  1. 01

    出荷の前に「今回の出荷」を入れる

    大口の注文やメーカー直送は、出荷したとたんに枠を超えることがあります。出荷の指示を出す前に金額を入れ、「承認が要る」なら上長の承認を取ります。

  2. 02

    保全は使える額だけ引く

    取引信用保険は、保険金が出る上限と自己負担の割合が契約で決まっています。引くのは保険で実際に払われる見込みの額だけにします。

  3. 03

    帳合の取引も与信を見る

    帳合で伝票だけ間に入る取引でも、得意先の代金を回収するのは自社です。物に触れなくても、売掛残高として与信に入れます。

  4. 04

    直送は仕入先への支払が先に来る

    メーカー直送は、仕入先への支払の期日が得意先からの入金より前に来ることがあります。決済条件の欄に双方のサイトを書いておきます。

項目の根拠にした規格

  • 法令の様式はありません 項目は、卸売・商社の与信管理で使われる与信台帳(与信枠・売掛残高・受取手形・受注残・保全・見直し日)にそろえています。正味の与信(総額から保全を引いた額)の考え方は社内の基準で決めてください

手作業を減らすなら

GenApp

与信枠の管理をシステムにする

受注の登録のときに売掛残高・受注残・保全から正味の与信を計算し、枠を超える出荷だけを承認に回します。30分のデモで、与信枠の管理をシステムにしてお見せします。

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業務システムの選び方ガイド

Excel の台帳を業務システムに移すときの選び方を、資料にまとめています。

資料を見る

よくある質問

業種共通の「取引先与信管理表」との違いは?

こちらは卸売・商社向けに、今回の出荷を足した確認と、保証金・信用保険を引いた正味の与信、帳合・直送などの取引の形を加えています。得意先の数が少なく保全もないなら、業種共通の版でも足ります。

80%の目安は変えられますか?

「80%の確認」の列の式の 80 を書き換えると、70%などに変えられます。記入例と空欄のシートの両方を直してください。

残高を毎回入れ直すのが大変です。

売掛残高・受注残は販売管理(基幹)システムから書き出して貼り付けます。業務システムにすると、受注の登録のときに自動で与信を確かめ、超えるものだけ承認に回せます。

100行で足りないときは?

最後の行をコピーして下に貼り付けると、式と入力の決まりも一緒に増えます。上の集計の範囲も広げてください。

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