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図面AI

公開 2026.10.31

図面OCRとは|文書のOCRとの違い、図面から読める情報と読みにくい情報、製品と個別開発の選び方

図面OCRとは、図面に書かれた文字・数字・表を読み取り、データにする技術です。文書のOCRと違い、図面では文字の位置と向き、記号や線との関係に意味があるため、「文字が読めた」だけでは使える情報になりません。表題欄・部品表・注記を読むならOCRの製品で足りることが多く、記号の種類や線のつながり、ほかの書類との照合まで要るなら、個別に作るほうが合います。

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図面OCRとは、図面に書かれた文字・数字・表を読み取り、台帳やシステムで使えるデータにする技術です。OCR(光学文字認識)の一種ですが、図面は文書と作りが違うため、読み方にも違いがあります。

文書のOCRと、図面の読み取りの違い

請求書や申込書のOCRは、文字が横書きで並び、項目名の近くに値がある、という前提で読みます。図面は、この前提が当てはまりません。

比べる点文書(請求書・申込書など)図面
文字の並び行に沿って並ぶ図のあちこちに散らばる。縦書き・斜め・回転した文字がある
値の意味の決まり方項目名の近くにある値が、その項目の値寸法線・引出線でつながった先の形や部品が、その値の対象
記号少ない(チェック欄・印など)多い。公差・表面性状・溶接・配管・電気などの記号に意味がある
線表の罫線くらい形・配管・配線・寸法線など、線そのものが情報
大きさA4が中心A1・A0の大判。小さな文字が多い

そのため、図面の「読み取り」には、文字を読むことに加えて、その文字が図のどこを指しているかを結びつける段階が要ります。

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図面から読める情報、読みにくい情報

情報OCRでの読みやすさ理由
表題欄(図番・件名・材質・尺度・改訂)読みやすい枠の中に項目と値がまとまっている。位置が図面ごとに違っても、項目の意味で読める
部品表・機器表・改訂表読みやすい表の形をしている。罫線のかすれや結合セルには注意が要る
注記・技術要求読みやすい文章として書かれている。略記の意味は会社ごとに違う
寸法・公差読めるが、対象との結びつけが難しい数字は読めても、どの部位の寸法かは寸法線をたどらないと分からない
記号(幾何公差・溶接・配管・電気など)読みにくい文字ではなく形で意味を表す。凡例が会社や年代で違う
線のつながり(配管・配線)OCRの範囲外文字ではないため、線をたどる別の処理が要る

精度に効く条件

  • 元のデータの種類。CADから出力したPDFで文字が埋め込まれていれば、文字は画像から読まずにそのまま使えます。紙をスキャンした図面は、画像から読むことになります。
  • 解像度。大判の図面を縮小してスキャンすると、小さな寸法や公差の数字がつぶれます。
  • 文字の向き。縦書きや回転した寸法の数字は、向きを判定してから読みます。
  • 手書きの追記。赤ペンや鉛筆の書き込みは、印字と分けて扱い、確認に回します。
  • 会社ごとの書き方。表題欄の項目名や略記は会社や客先ごとに違います。過去の図面と、正しく読んだ結果の組が正解データになります。

製品で足りる場合と、個別に作る場合

やりたいこと合う選択肢
表題欄を読んで図面台帳を作る。部品表を読んでシステムに入れるAI-OCRの製品(図面OCR)
スキャン図面を文字で検索できるようにするAI-OCRの製品(サーチャブルPDF化)
記号の種類を判定する。配管や配線のつながりをたどる個別に作る
図面と見積書・仕様書・機器表を照合する個別に作る(書類のOCRと組み合わせる)
2枚の図面の違いを見つける(検図・差分チェック)個別に作る(または図面の製品)

どちらの場合も、自社の図面で、正しく読めた割合と、読み違いの起き方を測ってから決めます。項目ごと、図面の状態ごとに分けて測ると、どこまで任せられるかが分かります。

ジンベイの図面OCRと図面AI

表題欄・部品表・寸法・注記の文字と表を読むなら、AI-OCR「ジンベイ GenOCR」の図面OCRで始められます。記号やつながりを読む、書類と照合する、自社のシステムに組み込む、といった場合は、図面AIとして会社ごとの図面に合わせて作ります。用途ごとの例は図面の読み取り・データ化、P&ID、単線結線図のページにまとめています。

よくある質問

図面OCRとは何ですか?
図面に書かれた文字・数字・表を読み取り、台帳やシステムで使えるデータにする技術です。図面では文字の位置や向き、記号や線との関係に意味があるため、文書のOCRとは読み方が違います。
図面OCRで、寸法も読めますか?
数字そのものは読めます。ただし、その寸法がどの部位を指すかは寸法線をたどらないと分からないため、寸法を照合に使うなら、対象と結びつける処理を加えて作ります。
図面の記号や配管のつながりもOCRで読めますか?
記号は文字ではなく形で意味を表すため、OCRだけでは読みにくい情報です。配管や配線のつながりはOCRの範囲外で、線をたどる処理を別に作ります。
CADのデータがあっても、OCRは要りますか?
CADのデータや、文字が埋め込まれたPDFなら、文字はそのまま取り出せるため、画像から読むOCRは要らないことが多くあります。紙やスキャンの図面が混ざる場合に、OCRで読みます。

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最終更新: 編集:ジンベイ株式会社

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