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IT・受託開発要件定義チェックリスト

要件定義チェックリスト(機能・非機能・移行・運用の確認項目)

システム開発の要件定義で、決めるべきことの漏れを防ぐためのチェックリストのExcelテンプレートです。業務・機能・画面と帳票・データ・外部連携、IPAの非機能要求グレードの6つの大項目(可用性・性能・拡張性・運用・保守性・移行性・セキュリティ・システム環境)、運用と受入れ・変更の手続きまで、46項目があらかじめ入っています。項目ごとに確認済・要確認・該当なしを選び、決定事項・目標値と、決める期限を書くと、期限を過ぎた未決定の項目が赤くなります。

別の呼び方: 要件定義 チェックシート/要件定義 確認項目/非機能要件 チェックリスト/要件定義書 チェックリスト/ヒアリングシート システム開発

要件定義チェックリストとは?
システム開発の要件定義で、決めるべきことが漏れていないかを確かめる一覧です。機能・データ・連携に加え、非機能・移行・運用・変更の手続きまで確かめます。
何を確かめますか?
業務の範囲・機能・画面と帳票・データ・外部連携、非機能(可用性・性能・運用保守・移行・セキュリティ・システム環境)、運用の体制、受入れと変更の手続きの46項目です。
非機能要求グレードとは?
IPAが公開している、非機能要件を漏れなく決めるための項目と要求レベルの一覧です。可用性・性能・拡張性・運用・保守性・移行性・セキュリティ・システム環境・エコロジーの6大項目からなります。
形式
Excel・PDF
用紙
A4横
更新日
2026.10.27
版
v1.0
無料でダウンロード
要件定義チェックリスト(機能・非機能・移行・運用の確認項目)の記入例

記入例

Excel の「記入例」シートと同じ内容です。グレーの列は自動で計算され、すぐ確かめる行は赤、期限の近い行は黄色で表示されます。

要件定義チェックリスト

結果を 確認済・要確認・該当なし から選び、決定事項を数字で書きます。決まっていない項目は期限を書き、決まったら決定日を入れます。期限を過ぎた行は赤。

基準日2026/11/16

プロジェクト名受発注システム刷新

作成者〇〇システム株式会社 PM 小林

項目数46

確認済36

要確認10

期限切れ2

No.区分確認項目非機能要求グレード結果決定事項・目標値確認先・担当期限決定日状態
1業務・目的システム化の目的と、効果の測り方(削減する時間・件数など)が決まっている確認済受注入力の時間を1件10分→3分に。月の入力時間 120時間→40時間営業管理課 佐々木2026/10/302026/10/28完了
2業務・目的対象の業務の範囲と、対象外の業務が書かれている確認済受注・出荷指示・請求データ作成まで。会計の仕訳は対象外営業管理課 佐々木2026/10/302026/10/28完了
3業務・目的いまの業務の流れと、システム化した後の業務の流れが図になっている確認済業務フロー図 v1.2 で合意営業管理課 佐々木2026/11/062026/11/05完了
4業務・目的関係者(利用部門・情報システム部門・経営・取引先)と、決める権限を持つ人が決まっている確認済決定者は営業本部長。仕様の判断は営業管理課長情報システム課 中村2026/10/302026/10/27完了
5機能要件機能の一覧と、機能ごとの優先度(必須・あれば良い)が決まっている確認済機能一覧 42件(必須 35・あれば良い 7)営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/12完了
6機能要件画面の一覧と、画面ごとの利用者・入力する項目・操作が決まっている確認済画面 18本。画面一覧 v1.0営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/12完了
7機能要件帳票の一覧と、出力の形(PDF・Excel・印刷)、レイアウトの見本がある要確認納品書・請求書のレイアウトが未決定(取引先指定の書式の扱い)営業管理課 佐々木2026/11/20期限間近
8機能要件入力チェックの決まり(必須・桁数・形式・重複)が決まっている確認済入力チェック一覧 v1.0営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/13完了
9機能要件計算と判定の決まり(単価・消費税・締め日・端数の処理)が決まっている要確認単価の端数処理(切り捨て・四捨五入)が取引先ごとに違う。一覧の提出待ち経理課 森2026/11/13期限切れ
10機能要件権限(役割ごとに見られる・変えられる範囲)が決まっている確認済営業・営業事務・管理者・閲覧のみ の4つの役割情報システム課 中村2026/11/132026/11/10完了
11機能要件承認の流れ(誰が・どの順に・差し戻し・代理の承認)が決まっている確認済100万円以上の受注は課長の承認。不在時は部長が代理営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/11完了
12機能要件通知(メール・チャット)の条件と宛先が決まっている確認済承認待ちと出荷予定日の前日に、担当者へメール営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/11完了
13データ扱うデータ(マスタ・取引のデータ)の一覧と、項目の定義がある確認済データ項目定義書 v0.9情報システム課 中村2026/11/132026/11/12完了
14データコード(取引先・品目・社員)の体系と、番号の付け方が決まっている確認済取引先コードは現行の6桁を引き継ぐ情報システム課 中村2026/11/062026/11/06完了
15外部連携連携する外部システム、連携の方式(API・ファイル・手作業)、頻度とタイミングが決まっている要確認在庫システムとの連携方式(API か CSV か)が未決定情報システム課 中村2026/11/27有効
16外部連携連携が失敗したときの気づき方と、再送の方法が決まっている要確認情報システム課 中村2026/11/27有効
17非機能・可用性運用時間(平日の日中・24時間など)と、計画停止の有無A.1.1・C.1.1 運用時間確認済平日 8:00〜20:00。月1回 第3土曜に計画停止情報システム課 中村2026/11/132026/11/12完了
18非機能・可用性稼働率の目標A.1.5 稼働率確認済運用時間内 99.5% 以上(月)情報システム課 中村2026/11/132026/11/12完了
19非機能・可用性障害時の目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)A.1.3 目標復旧水準要確認RTO 4時間以内を提示。RPO(前日の夜間時点で可か)を確認中情報システム課 中村2026/11/13期限切れ
20非機能・可用性大規模災害のときの扱い(復旧の目標・遠隔地へのバックアップの要否)A.1.4・A.3 災害対策確認済別リージョンにバックアップを保管。復旧の目標は3営業日情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
21非機能・性能利用者数・同時に使う人数・データ量の見込みB.1.1 業務処理量確認済利用者 120名・同時 40名・受注 月6,000件営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/09完了
22非機能・性能数年後の増え方の見込み(利用者数・データ量の増大率)B.1.2 業務量増大度確認済5年で 1.5倍営業管理課 佐々木2026/11/132026/11/09完了
23非機能・性能画面の応答時間と、夜間処理(バッチ)の終了時刻の目標B.2.1・B.2.2 性能目標値確認済画面 3秒以内(90%)。夜間処理は翌朝 6:00 までに終了情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
24非機能・性能データの保管期間B.1.3 保管期間確認済受注データは10年保管経理課 森2026/11/202026/11/13完了
25非機能・運用保守バックアップの対象・頻度・保存期間C.1.2 バックアップ確認済毎日 夜間に全データ。30日分を保存情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
26非機能・運用保守監視の範囲(死活・エラー・リソース)と、異常時の連絡先C.1.3 運用監視確認済死活・エラー・リソースを監視。異常時はベンダーの当番へ通知情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
27非機能・運用保守OS・ミドルウェアのパッチの適用方針C.2.3 パッチ適用ポリシー要確認情報システム課 中村2026/11/27有効
28非機能・運用保守問い合わせ・障害の一次対応の役割分担(ユーザー・ベンダー)と対応時間C.5.5・C.5.6 サポート体制確認済一次対応は情報システム課。平日 9:00〜18:00 にベンダーへ連絡情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
29非機能・運用保守本番とは別の試験用の環境の要否C.4.2 試験用環境の設置確認済検証環境を1つ用意する情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
30非機能・移行移行の時期と、新旧の並行稼働の有無D.1 移行時期確認済2027年4月1日に切り替え。並行稼働はしない営業本部長2026/11/202026/11/13完了
31非機能・移行移行の方式(一斉・段階的)と、拠点や部門の切り替えの順番D.2 移行方式確認済全拠点を一斉に切り替える営業本部長2026/11/202026/11/13完了
32非機能・移行移すデータの範囲・量・変換の要否(旧システムのデータの整え方)D.4 移行対象(データ)要確認受注の履歴を何年分移すか未決定(3年分か全件か)営業管理課 佐々木2026/11/27有効
33非機能・移行移行のリハーサルの範囲と回数、切り戻しの条件D.5 移行計画要確認リハーサル2回を提示。切り戻しの判断の時刻を確認中情報システム課 中村2026/12/04有効
34非機能・セキュリティ守るべき社内規程・法令(個人情報保護法など)とガイドラインE.1 前提条件・制約条件確認済社内の情報セキュリティ規程・個人情報保護法情報システム課 中村2026/11/132026/11/10完了
35非機能・セキュリティログインの方式(ID・パスワード・多要素認証・シングルサインオン)E.5 アクセス・利用制限確認済社内のシングルサインオン。社外からは多要素認証情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
36非機能・セキュリティ通信と保存データの暗号化E.6 データの秘匿確認済通信・保存ともに暗号化情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
37非機能・セキュリティ操作ログを取る範囲と保管期間E.7 不正追跡・監視確認済登録・変更・削除・出力の操作ログを1年保管情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
38非機能・セキュリティ脆弱性診断の要否と、セキュリティパッチの適用方針E.3・E.4 診断・リスク管理要確認本番前の脆弱性診断の費用負担を確認中情報システム課 中村2026/11/27有効
39非機能・システム環境使う端末・ブラウザ・拠点の数・言語F.2 システム特性確認済社用 PC(Windows)・Chrome と Edge・5拠点・日本語のみ情報システム課 中村2026/11/132026/11/09完了
40非機能・システム環境設置場所(クラウド・社内)の制約と、社内の技術の決まりF.1 システム制約確認済クラウド(日本国内のリージョン)情報システム課 中村2026/11/132026/11/09完了
41運用運用の体制(システムの管理者・問い合わせの窓口)と、マスタを直す担当が決まっている確認済管理者は情報システム課 2名。マスタは営業管理課が直す情報システム課 中村2026/11/272026/11/16完了
42運用利用者向けのマニュアルと、操作の研修の要否が決まっているC.4.3・C.5.8確認済操作マニュアルを作成。切り替え前に拠点ごとに研修営業管理課 佐々木2026/11/272026/11/16完了
43運用保守の範囲(不具合の修正・問い合わせ・小さな改修)と、保守の契約の要否が決まっているC.5.2 保守契約要確認保守の契約の範囲(小さな改修を含めるか)を確認中情報システム課 中村2026/12/04有効
44合意・手続き受入れの基準(受入テストの範囲・合否の決め方)と、検収の手続きが決まっている確認済受入テストの項目は発注者が作成。全項目 OK で検収情報システム課 中村2026/11/202026/11/16完了
45合意・手続き要件の変更の手続き(変更の提案・影響の見積り・承認)が決まっている確認済変更依頼書で提案し、連絡協議会で承認情報システム課 中村2026/11/132026/11/10完了
46合意・手続きまだ決まっていない事項と、決める期限・担当が一覧になっている確認済要確認の項目をこの表で管理する〇〇システム 小林2026/11/132026/11/10完了

このテンプレートでできること

  • 要件定義で決める46項目が最初から入っている
  • 非機能の項目に、IPA 非機能要求グレード2018の項目番号を併記
  • 決定事項・目標値(稼働率・RTO など)を項目ごとに書ける
  • 決める期限と決定日から、期限切れ・期限間近を自動で判定
  • 確認済・要確認・期限切れの件数を上に自動で集計
  • 要件定義でよく抜ける点の早見表つき

こんな方におすすめ

  • システム開発の要件定義を進める、受託開発会社の PM・SE の方
  • ベンダーに開発を頼む前に、決めることを整理したい情報システム部門の方
  • 非機能要件(性能・可用性・セキュリティ)の決め漏れを防ぎたい方

シートの構成

使い方
入力する列・自動で計算する列の見分け方と手順
記入例
受発注システムの刷新で、46項目を確認している途中の例
要件定義チェックリスト
46項目が入った空欄のチェックリスト。案件ごとにコピーして使う
抜けやすい点
要件定義でよく抜ける点と、確かめ方

項目と書き方

項目書き方例
区分・確認項目最初から46項目が入っている。案件にあわせて足し引きする非機能・可用性/障害時の目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)
非機能要求グレード対応する非機能要求グレード2018の項目番号。詳しいレベルの選び方はIPAの資料を見るA.1.3 目標復旧水準
結果確認済・要確認・該当なしから選ぶ要確認
決定事項・目標値決まった内容を数字で書く。決まっていなければ、何が決まっていないかRTO 4時間以内・RPO 前日の夜間バックアップ時点
確認先・担当誰に確かめるか、誰が決めるか情報システム課 中村
期限・決定日いつまでに決めるか。決まったら決定日を入れると「完了」になる2026/11/20

作るときの注意

  1. 01

    非機能は数字で決める

    「速く」「止まらない」ではなく、応答時間は何秒以内、稼働率は何%、復旧は何時間以内と数字で決めます。数字にすると、テストで確かめられます。

  2. 02

    決まらないことは、期限と担当を決めて残す

    要件定義の時点で決まらないことは必ずあります。未確定の項目を一覧にし、いつ・誰が決めるかを書いておくと、後の手戻りが減ります。

  3. 03

    移行と運用を後回しにしない

    データ移行・並行稼働・運用の体制は、開発の終盤に問題になりがちです。要件定義の段階で、範囲と担当を決めておきます。

  4. 04

    変更の手続きを先に決める

    要件が確定した後の変更を、どう提案し、誰が影響を見積もり、誰が承認するかを先に決めておくと、変更のたびにもめずに済みます。

項目の根拠にした規格

手作業を減らすなら

GenApp

要件の確認事項と決定事項を、システムにする

確認項目・決定事項・期限・担当を1つにまとめ、期限の近い未決定の項目を自動で知らせます。30分のデモで、要件定義の管理をシステムにしてお見せします。

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受託サービス

要件定義から、エンジニアが入って進める

業務の担当者と話しながら、要件の整理・試作・本番の運用までをエンジニアが一緒に進めます。

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よくある質問

小さな開発でも46項目すべて必要ですか?

すべてを細かく決める必要はありません。関係ない項目は「該当なし」にし、その理由を決定事項の欄に書いておくと、後で確認できます。

要件定義書の代わりになりますか?

なりません。このチェックリストは、要件定義書に書くべきことが漏れていないかを確かめるためのものです。決まった内容は要件定義書に書きます。

項目を増やしたいときは?

最後の行をコピーして下に貼り付け、区分と確認項目を書きます。空欄の行は60行目まで式が入っています。

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