株式会社アルファテクノは、1996年に株式会社大塚商会より分社、設立された、ITインフラの運用・保守支援を行う千葉県の企業です。その専門性の高さは、千葉県経営品質賞 優秀賞を受賞するなど高く評価され、2020年にはリペア実績300万台を突破するなど、長年に渡り様々な企業のITインフラをサポートし続けています。私たちジンベイが初めてアルファテクノ様にお会いしたのは、2025年10月に開催された「AI World 2025」の弊社展示ブース。そこで「GenOCR」に触れていただき、その後1ヶ月間のトライアル期間を経て、正式に導入を決定いただきました。今回は、実際にGenOCRの導入に携わられたお三方である、代表取締役社長 北川達史氏、情報システム室 室長 倉田勝也氏、同係長 千葉昌弘氏にインタビューを実施。GenOCRの導入を決断された経緯や、その後の業務の変化、取り組みなどについてお聞きしてみました。そして、これからGenOCRの導入を検討される企業の担当者様に向けてのアドバイスもいただきました。0.出会いからの歩み2025年10月 展示会「AI World」出展ブースにて製品デモ体験2025年12月 トライアル開始2026年01月 導入決定2026年02月 運用開始インタビューにご協力いただいた皆様のご紹介(写真左から)倉田勝也 様(株式会社アルファテクノ 情報システム室 室長)北川達史 様(同 代表取締役社長)千葉昌弘 様(同 本部管理課 係長)1.GenOCR導入までの経緯- はじめに、OCRツールの導入を検討された経緯から教えてください。北川:業務の「手入力・再入力の撤廃」。今年、改善目標を立てた4プロジェクトの一つです。企業でよくある課題と思いますが、弊社がお客様から頂くご依頼書は多種多様です。過去に何度もOCRツールを試みていますが導入には至っていませんでした。これまでのOCRツールでは、例えば、帳票のフォーマットが違う場合は一つひとつに対して細かなルールや定義を設定しなければならず、ツールを使用する担当者が処理しきれず、実用性に欠けていました。「もっと使い勝手の良いOCRツールはないものか?」と探している中、展示会で出会ったのがジンベイの「GenOCR」でした。倉田:そうなんです。それとフォーマットの違い以外にも、「手書きの帳票を読み取ってくれない」という問題も、普段の業務を踏まえると看過できないほど大きかったですね。実際に試してみたツールの中には読み取り精度の高いものも、あるにはありました。ですがその分費用もかかってしまい、導入には踏み切れなかったですね。なかなか我々の課題を解消するには至らないなと頭を悩ませていました。千葉:私自身もいくつかのツールを触ってきたのですが、より実務担当者の目線で見ると、「機能が豊富で複雑すぎる」という問題もありましたね。確かにツールとしては優秀かもしれないけれど、実際に一定のレベルで使いこなせるようになるまでに膨大な学習時間とエネルギーを費やさなければならない。そうなると、導入はもちろん社内教育も大変で力尽きてしまう。「便利にするためのツールなのに、使いこなすこと自体が重荷になってしまう」という難しさを感じていました。2.導入の決め手- そのような背景がありながら、最終的にGenOCRをお選びいただいた決め手は何だったのでしょうか?倉田:まず何と言っても驚かされたのは、バラバラなフォーマットや手書き文字に対しての読み取り精度の高さですね。実は展示会で初めてGenOCRに触れさせていただいた時から、精度の高さには目を見張るものがありました。ぜひ実際の業務で試したいと思い、ジンベイさんにトライアルをお願いしました。そしていざ弊社の実務で使用してみたら、その読み取り精度の素晴らしさと扱いやすさに思わず感動してしまいました。あの展示会での手応えは間違いじゃなかったんだ!と確信した瞬間でしたね。- 実際に使用された社員の皆様の反応はいかがでしたか?千葉:これまでのように、今回も最初は「本当に読み取れるのか?」「逆に手間が増えてしまうのでは…」というネガティブな反応も少なからずありました。ただ、実際に試してみると入力作業がかなり減ることを実感でき、「これは使える!」という声に変わりました。それを後押ししたのがGenOCRのシンプルな画面作りだと思います。非常に使い勝手が良く、私自身もトライアル初日からある程度自分で理解して操作ができました。現在は社内で複数名の担当者がGenOCRを使用していますが、インターフェースが直感的であるためレクチャーや説明はほとんど必要ありませんでした。それでも問題なく運用できているので、大変助かりました。北川:弊社が扱う多種多様な帳票でも正確に読み取って、実務に寄り添い柔軟に対応してくれる。トライアルで感じたその圧倒的な適応力の高さが最大の評価ポイントでした。導入決定まで担当者達が自信をもって導入を願い出てきたので、採用を決めました。3.実際に使って分かったGenOCRの強み- ご評価いただき私たちも非常に嬉しいです。実際の業務でGenOCRを使い始めてから、「これまでのOCRツールとはここが違う」と実感した具体的なポイントがあれば教えてください。千葉:実は、もともと導入初日には様子見として5〜10件程度のテスト運用だけを想定していたんです。ところが、実際に GenOCR を使ってみると、「これならいける!」とすぐに手応えを感じました。そこで、150件ほど残っていた帳票もそのまま読み込ませ、一気にフル稼働へ移行しました。ですのでここまでの繰り返しにはなりますが、やはりGenOCRの「正確さ」「使い勝手の良さ」は段違いじゃないでしょうか。もう少し具体的にお伝えすると、ケースバイケースで対応しなければならない複雑な書類の処理も、「自然な日本語のプロンプトで簡単に解決できる」という点は非常に助かっています。例えば、弊社がメーカー様に依頼したパソコン修理業務の見積書が部分的に英語表記になっている、というケースは少なくありません。しかしながら、弊社からお客様に見積書を提供する際には、当然日本語に翻訳する必要がありますし、特定の項目を弊社の運用に合わせた形式に変換して出力したい、といったことも多々あります。こうした複雑な処理も、GenOCRなら日本語のプロンプトひとつで驚くほどスムーズに行うことができます。やりたいことを言語化するだけで、即座に現場の課題が解決されていく。このスピード感は非常にすばらしいと感じています。そしてもう一つ挙げたいのが、スキャンした帳票そのものには記載されていない情報を、他の読み取りデータからGenOCRが判断して補完・出力してくれる点ですね。例えば、帳票には記載のない「顧客コード」などの細かな情報も、読み取った内容に関連付けてデータ加工してくれます。この機能によって後続の業務フローである基幹システムへデータをインポートする際の入力工数も劇的に削減でき、社内でも非常に助かっています。4.今後の社内展開・業務効率化のポイント- GenOCRを今後どのように他の業務へと展開し、更なる業務効率化に繋げていきたいか、現時点でのお考えがあればお聞かせください。北川:PDFや紙の帳票が存在するあらゆる業務に、OCRツールが活躍できる場はあります。導入後、他の社員から「この業務にも使いたい」という相談が上がっていることが別の成果につながります。ただ、社内展開する上で、その業務の「発生頻度とボリューム」は冷静に見極めることを指示しています。月に数回しか発生しないような極めて限定的な作業まで、あれもこれもと安易にGenOCRを使うのではなく、それが本当に社員の生産性を向上させるだけのボリュームのある仕事なのか?限られたリソースを最も効果的な場所に投下し、真の業務効率化を実現するための「見極め」が重要と考えています。使い勝手がいいのでどんどん使ってみたくなるんですが、GenOCRを使うことが目的ではなく、あくまでも業務効率化を実現することを目的として展開していく、ということですね。どのように活用できるかは楽しみです。5.OCRツールをご検討中の方へのアドバイス- 今まさにOCRツールの導入を考えている企業の担当者の方に「比較検討の際にこれは見ておくべき」「導入前に知っておいた方がいい」などのアドバイスがあれば教えてください。千葉:もし私がGenOCRを導入する前に戻るとしたら、「自然な日本語のプロンプトで解析ができるツールか?」をいち早く確認したかったですね。というのも、実際にGenOCRを使ってみて、「簡単な日本語で指示を出すだけで柔軟な解析ができる」という点は本当に優れていて、おそらく他のツールにはない強みだと思うんです。このことをもし導入前から知っていれば、より早く導入しようという結論に辿り着いたんじゃないかと思います。倉田:私も同感です。展示会で触ったときから一貫してGenOCRの精度の高さには驚いていますし、もっと早く知りたかったなと思いますね。北川:企業のAI活用について、今回のGenOCR利用を通じて改めて感じたことがあります。それは、弊社のみならず中小企業でもAIで解決すべき日常業務がまだまだ山のようにあると感じます。メディアの記事では大企業での活用事例や課題が多く取り上げられている印象があります。一方で、中小企業の現場でのAI活用については、まだ成功事例や活用ノウハウのようなものが広まっておらず、「ちょっと便利になる」ぐらいの効果か、あるいはまだまだ苦戦中が多いのではと感じています。弊社は社員数400名弱、そのうちOCRツールを使う業務に関わる社員は約80名ほど。人的リソースに限りのある規模の組織にとっては、非効率な業務は成長を阻害する大きな要因になります。中でもお客様や取引先から届く膨大な「紙の処理」には、悩んでいる企業も多いのではと思います。お客様に「紙の利用をやめてほしい」とお願いするには限界がありますよね。この避けられない課題に対し、GenOCRのようなツールを使って簡単に生産性を上げられるということは、AI活用による業務効率化という側面では物凄く良いきっかけになると思いますし、日本の中小企業にとって計り知れないプラスの影響をもたらすはずです。ジンベイにはこれからもっともっと頑張っていただき、私たちのように救われる企業や担当者さんをさらに増やしていただきたいです。GenOCRユーザーとしてだけでなく、いちファンとしても応援しています。アルファテクノの皆様、ありがとうございました。これからも皆様の業務に大いにご活用いただけるよう、私たちも全力でサポートし続けてまいります。(インタビュー:2026年2月13日)